まし
「〜よりまし」「〜するぐらいな〜した方がまし」の「まし」。
これ漢字で書くと「増し」、三割増しとかの「増し」。
でも、意味的には「ふえる」じゃなく「まさる」、「優る・勝る」です。
辞書を見ても《どちらかと言えば他よりすぐれているさま、まさっているさま》(大辞泉/小学館)
と書いてある。
じゃ、どうして「増」なんだ? ってことですが、
この「まさる」は「増さる」から転じたもので語源はいっしょ。
つまり、ふえること、量が多いことはいいことだ、価値や程度が上って発想です。
省エネとかエコとか、ゴミのダイエット化、生活のスリム化なんて、
今の時代の流れには、そぐわない気がします。