松竹大歌舞伎公演
勘九郎改め18代目中村勘三郎襲名披露公演が、
山形市民会館でありました。
勘三郎、勘太郎、七之助と親子三人がお目見えの予定だったので、
すごく楽しみにしていたんですが、
勘太郎が稽古中、靭帯に怪我。
口上で勘三郎が言うには、
「手術後、無事退院して現在リハビリ中」とのこと。
勘太郎ファンの僕はとしては、実に残念。
それでも「新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりごぜん)」で、
勘三郎は恐妻家の浮気大名「山陰右京」を徹底的にコミカルに演じ、
歌舞伎の自由奔放さと勘三郎の役者としての巧さを
十二分に堪能(大笑い)してきました。
イヤホンで解説を聞きながら鑑賞すると、
衣装や舞台のしつらえ、セリフ、連中の唄と囃子の意味など、
とてもよく分かっていいですねぇ。
高3の息子もいっしょに見に行ったんですが、
本日の男性観客の中、たぶん最年少。
学校休んでまで見に行った高校生は、
山形県で彼一人じゃなかっただろうか。
こやつは、小さい頃からNHK大河ドラマが大好き。
小学生の時に、ディズニーランドよりも、
浅草泉岳寺に四十七士の墓参りに行きたいと言ったほどで、
(実際に行って線香をあげてきたのですが)
その後も、僕と二人で、近藤勇の墓と土方歳三の足跡を
会津若松に訪ねたりもしているのでした(笑)
ちなみに、2度目の中村座NY公演と、
勘三郎と大親友の渡辺えり子が本を書いて話題になった
「桃太郎」に続く、第2作目の歌舞伎座公演も
予定しているとか。
歌舞伎座、久々に行ってみようかな♪
↑前の席に座ったおばちゃん二人の解説は、イヤホンより大きな声でした(笑)