THE WINDS OF GOD

お芝居の感想を追記しました。

-----------------------------------------

今井雅之:原作・劇作・脚本・演出・出演。
1988年初演。

THE WINDS OF GOD

〜零のかなたに〜





家族揃っての観劇なんてカンゲキ〜♪
…オヤジギャグはともかく、まともな芝居を観るのは、
僕自身も実に久しぶりで、ワクワクしている。

4年ぶりの、過去最大の全国ツアーとのことで、
山形は、東京紀伊国屋サザンシアターにつぐ、
全国で2番目の舞台となる。
ただ、全国ツアーの公式日程に山形公演は含まれておらず、
「THE WINDS OF GOD 山形公演実行委員会」が、
独自に招いての公演実現となったようだ。

松竹から映画化されているのとは別に、
全編英語脚本による映画化、
全米公開〜世界展開〜日本語字幕による国内公開が
予定されているとか。

さらに、TVドラマとしてもこの秋、テレビ朝日系列で放映決定。
「ぐっさん」こと山口智充とV6の森田剛が主演する。

東北での公演は、山形の他…
7月14日 秋田・秋田児童会館
9月13日 青森・ぱるるプラザ青森
9月14日 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール
9月15日〜16日 宮城・仙台電力ホール
…となっている。

■L-company OFFICIAL HOME PAGE
http://www.ceres.dti.ne.jp/~elle-co/

総評としては面白かったですね。
舞台を観るのが久しぶりで、その高揚感が
プラスされているのはごカンベン願うとしても、
いい舞台だし、脚本もよくできていると思います。

敢えて「ここが…」というなら、
本編への導入部分がかったるかった。

売れない漫才コンビが事故にあって、
戦時中、特攻隊員である前世の自分に逆輪廻するってのが、
芝居の大筋なんですが、その漫才コンビの部分。

さくらんぼ泥棒の話題を始め、
地元受けネタのアドリブがちょっとくどくて長いのと、
客席と思いっきりからむんですよ。
ステージ上は客席と別の世界なので、
基本的にはNGなんですが、逆にNGだからこそ、
意外性もある演出なんですが、
この「意外性」が実は使い古されている…という(笑)

きっと、今回のツアーでは、
山形が地方初日だったこともあるんだと思います。
これからブラッシュアップされていく部分でも
あるんでしょうね。

それにしても、男、今井雅之は熱かった!(笑)