「最上三十三観音」自転車巡礼の旅 - 6
【5/21】
とうかい〜唐松(5 唐松山 護国寺)〜六椹(8 六椹山 宗福院)〜千手堂(3 守国山 吉祥院)〜三河村(13 観音山 常福寺)〜とうかい
GWの集中巡礼も予定した札所をクリアし、残すは近場のみあと2日。いよいよ満願が見えてきた。
山形市内を回り、明日の負担を少しでも軽くしようと隣町山辺の観音を追加する。
■第五番札所 唐松山 護国寺(唐松観音)
山形市の東端にあり、市内を流れる馬見ケ崎川沿いの岩肌に張り付いた姿は、とても美しい。参道をわずかに登り、木の階段を上がったところにオープンエアーな観音堂がある。旧代の大芋煮鍋のある駐車場から橋を渡ったところにちょっとした売店があり、出張の御朱印所になっている。
ところがこの日は閉じていて、R286号線の南側に並行して走る県道沿いの別当宅へ出向いた。ちょっと分かりづらいのだが、先の売店のところに地図が掲示されているので、それを参考にすれば迷うことはないと思う。
第五番 唐松|最上三十三観音 http://bit.ly/rosK4D
■第八番札所 六椹山 宗福院(六椹観音)
六椹八幡神社と勘違いしがちだが(実際に間違えた)、その南側、山形西高等学校寄り、新しい本堂の奥にひっそりと観音堂はある。山裾にある観音堂は周辺の環境からして、木々の緑に囲まれた静寂さが心に染みてくる。ところが六椹観音のように街中にあってもそこだけ空気が違って感じられるからなんとも不思議。寄せられた祈りの数だけ浄化されてるというかパワーがたまっているというか。
第八番 六椹|最上三十三観音 http://bit.ly/pzf1Z0
■第三番札所 守国山 吉祥院(千手堂観音)
六椹観音から山形市街地を北へ向かって縦断し、千手堂へ。住宅に囲まれているがその周辺は田んぼや果樹園。一連の記事の中で書いたかもしれないが、三十三観音の選定ってどうやって決めてるんだろう?「霊験あらたかな」ってことなのだと思うのだけれど…。
いや、ここがふさわしくないというのではない。観音像は重要文化財指定であるし、最上義光の時代は第一番札所だったらしいから、その由緒は確かなのだが。古い街道筋とかなのかなぁ。
第三番 千手堂|最上三十三観音 http://bit.ly/nxQiMt
■第十三番札所 観音山 常福寺(三河村観音)
本日のラスト。山形市の西端を巻くように戻り、山辺町へ。須川のほとり、住宅街の中にあることと、別当・常福寺の奥まった先にお堂があるので分かりづらい。ただ、赤いノボリがいつもの目印。
三十三観音巡礼の旅で、この赤いノボリにはずいぶん助けられた。長い距離を走っても三十三観音を示す赤いノボリが見えると、ホッとしたし元気になれた。おかげで普段どこかに出かけても赤いノボリをつい目で追いかけてしまった。「ラーメン」と書かれていても(笑)
閑話休題。
ここ三河村の観音像は1,000年以上未開帳だという。別当はご覧になっているのか、ご自身も見ていなのか、1,000年も誰も見ていないとしたら「本当にあるの?」って疑いたくなっちゃう。昔人はなんと素直で信心深かったことか。そのことに軽く感動する。
…というわけで、明日は満願。無事に成就できますように!
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