とことん山 雪中キャンプ2012

今年の豪雪にはとことん悩まされた。
気が付いたらフロントバンパーも凹んでいるし。
しかも、3月も後半まで雪が降るという異常さ。

が、そのおかげで「したい!」「行こう!」思いつつ
タイミングが合わなかった雪中キャンプが、
4月に入ってようやく実現した。

行き先はもちろん「とことん山」。
なぜ、「もちろん」なのか。
このキャンプ場は、知る人ぞ知る24時間入り放題の
露天風呂が場内にあるのだ。
料金は、キャンプ場利用料820円をチェックイン時に支払えば
いつでもなんどでも温泉が楽しめる。
冬のキャンプには温泉必須である。


とことん山へようこそ!! http://bit.ly/In1wCp



山形市からの道のりは、国道13号線をひたすら北上し、
湯沢の手前から皆瀬村小安峡を目指して右折。
後はほぼ道なりだから迷うことはないだろう。


どんだけ〜 どんだけ〜2

メンバーは3人。ユーヤとかっちゃんと僕。
いつも自転車旅をともにしてる連中なので、なんの気遣いも不要。
ただ、夏の自転車キャンプと違い、なんせ荷物が多い。
薪ストーブ、薪、厚手の衣類、寝床の防寒対策に加え、
生ビールのサーバーまで積んだのだから、
モビリオスパイクの車内は写真の通り。


設営完了。薪ストーブ快調。生ビールで乾杯待ち テントは積雪1mの上に立っておりますなう。

薪ストーブの図。 薪ストーブの煙突はこんな感じの図。

とことん山場内は断続的に雪が降る真冬の世界、
1mを超す積雪の上にキャンプ道具を担ぎ上げる。
小安峡名物の大噴湯も、遊歩道は圧倒的な雪で川沿いまで降りられず、
橋の上からコバルトブルーの川面を拝んだだけ。
こんな季節にテント泊などという物好きは僕らだけだ。
逆に言えば、ピークシーズンなら大混雑する
人気のキャンプ場も、完全独占♪

テントはOGAWAのロッジ。
中に同じくOGAWAのちびストーブと生ビールサーバーを仕込み、
ヌクヌクしながら冷え冷えのビールで、
温泉飲んだくれキャンプをというもくろみである。

薪ストーブの煙突は、ちょっとした工夫で
テントの外に出しているので、
一酸化炭素、二酸化炭素中毒の危険は、限りなく低い。
写真を見ても分かる通り、あちこち隙間だらけだし。
インナーテントの床面は、外側にブルーシート、
中は銀マット+プチプチシートを敷き詰め、
スリーピングマット、シュラフといった装備。
シュラフは念のため、化繊系のマミーの中に、
薄手のダウンマミーをインサートした。

以前、家族で同じく雪中キャンプをした時は、
薪ストーブがなかったため、シュラフの中に簡易湯たんぽを入れて寝たが、
今回は全く必要がなかった。


露天風呂〜♪

生ビールたがて露天風呂さ?(^o^)/ この世の天国の図(笑)

わいぽんパパ、ツイッター初登場(大笑) かなーり、ヤバイ絵だなぁ(笑)

テントの外にはスノーキャンドル♪

設営が終わるのももどかしく、
ジョッキにたっぷりのビールを注いで、さっそく露天風呂へ。
もうね、極楽です。
外は雪が降りしきり、身体は熱めの湯でぽかぽかしながら、
冷たい生ビールをぐびぐび、プッハー♪

その後も雪は降ったり止んだり、強くなり弱くなりを繰り返す。
先に「僕らだけの完全独占」と書いたが、
しばらくして仙台からという犬連れのご夫婦キャンパーがやってきた。
これもご縁と声をかけ、夜は一緒にスノーキャンドルを楽しんだり、
僕らのテントにツマミと飲み物を持ち込み、時間を忘れて話し、笑った。


好き者どもの夢の跡。

さっぱり♪ ここはいいお湯だなぁ。 その名の通り泥混じりの湯。

ここまで来たら、帰路は泥湯に立ち寄ろうと、
翌朝は朝飯を済ませてさっさと撤収。
雪で冬期閉鎖の木地山越えができないため、
ぐるり回ってこれまたほぼ貸切状態の露天風呂へ。
この周辺は、三途の川だの地獄だの物騒な名前が付いた場所が多いのだけれど、
実のところパラダイスなのである。


とりあえずびしょ濡れのテントを干しているつもりw 毎度のことで慣れっこだけど、ガレージの中はてんやわんやなう。

写真:すべてiPhone。
SIGMA DP1x版はこちら → sgm120407-08小安峡 http://on.fb.me/IDY35K