自転車リベンジ旅 協和〜田沢湖〜横手
GWの交通事故から4ヶ月。
その時頓挫した自転車旅の続きを
事故現場リスタートでリベンジする。
国道46号線、角館まで18キロ地点。
ソフトバンクモバイルの電波が弱々で途切れ途切れなのだが、
現場でのTwitCastingが録画できていた。
■2010.9.18
山形市〜(クルマ)〜協和道の駅〜事故現場検証〜角館市〜田沢湖
泊:田沢湖キャンプ場
朝7:00にいつもの「コンビニとうかい集合」、
事故現場まではクルマで移動。
10:30、協和町にある道の駅到着。
レストランがまだ営業していなかったので、
かき揚げうどんで軽く腹ごしらえして、いざ現場へ。
ところがなかなか場所が特定できず、かなり行き過ぎてしまってからUターン。
GW時と違って薮が伸び放題で見過ごしたらしい。
「ここ!ここ、ここ!間違いないっす」と同行者。
ここか...と、あの時向かっていた角館方面に目を向ける。
「ああぁぁぁ...」
それは、ぼくの記憶の中にあった、
はねられる前に見た最後の風景とぴったり重なった。
30分ほどウロウロしてからクルマに積んでいた自転車を降ろす。
ここから途切れた記憶の先へ!
緩いアップダウンを快調に飛ばし、角館市街地へ。
どうせならと、事故時、救急搬送された
市立角館総合病院に立ち寄り、記念撮影。
不幸なアクシデントではあったが、病院自体にイヤな思いはなく、
なんだか妙に懐かしくさえ思えた。
リベンジ旅が次に向かうは、角館市内武家屋敷通り。
今年は春が遅かったため、満開の桜が出迎えてくれるはずだった。
(満開の桜は病室からたっぷり5日間眺めた...笑)
その桜もすっかり葉の緑が濃くなり、もうすぐ紅葉の季節がやってくる。
ゆるゆると界隈をポタリングしながら国道46号線に戻り、
そこから国道105号線に入って田沢湖を目指した。
まんじゅうは道すがら見つけた「もっちりまんじゅう」。
カルデラ湖とされる田沢湖ゆえ、
湖畔に至るには登坂(峠越え)必至と覚悟していたが、
思ったほどの激坂はなく、少し拍子抜けしながら、
途中の産直店で万願寺を仕入れ、無事にたつこ像到着。
右回りに田沢湖を周回してキャンプ場へ向かう。
翌日の19日は「田沢湖マラソン」があるようで、周辺はかなりの人出。
テント設営、晩飯の下準備を済ませてから、
クルマで15分ほどの水沢温泉へ。
その話しは別エントリーで♪
■2010.9.19
田沢湖〜(クルマ)〜みずほの里ロード〜横手市
泊:真人公園キャンプ場
テントのフライを打つ雨の音、大好き。...って朝から雨かいっ!
マラソンは雨天決行らしいが、こちらはどうしようかと悩みながら、朝食。
ウダウダしつつ雨が止むのを待つが、
とりあえず自転車はクルマに積んでキャンプ場を出発する。
国道341号線から前日も走った国道46号線に出て、
途中「みずほの里ロード」(県道50号線)入口で自転車を降ろす。
雨もほとんど止みかけてるし、このままクルマで山形まで戻ったら、
また再リベンジに来なくちゃである。
ところがこの「みずほの里ロード」、
クルマの通行量が少なく路面も良いので、
自転車には最高なルートなのだが、
ずーーーーーっと、けっこうなアップダウンの繰り返し。
病み上がりの(でなくても)ぼくには、かなりしんどかった。
横手に着く頃にはヘトヘト。お腹もぺこぺこ。
横手市街に入る少し手前にトンネルがいくつかあり、
これが一番の難関だった。
もし、横手の道路行政に関係ある方がいたら、
なんとしても改善してほしい点がある。
トンネル内のセンターポール、今すぐ撤去してください!!
きっと無理な追い越しを防ぐためなんだろうけど、
後ろから来たクルマは、センターポールがあるせいで、
僕らを追い抜くときに自転車ギリギリを行くしかない。
怖すぎるって...。
あんまり怖いので一度停車してクルマを先に行かせたぐらい。
ぜひ検討を!
横手はただの通過点ではなく、リベンジ旅の大きな目的地のひとつ。
GW時に断念した「よこまき。」をどうしても食べたかったのだ。
Twitterを通して、横手駅前「アネックスゆうゆうプラザ」なら、
常時食べられるとの情報を得ていたので、脇目をふらず直行。
プラザ内のレストランに入り、ようやくご対面となった。
写真や話で見聞きしていた通り、
これは、山形の「どんどん焼き」そのもの。
違いは、具に薄切りの魚肉ソーセージやノリの代わりに
横手焼きそばがトッピングされていること。
そして、どんどん焼きは持ったまま食べられるように、
割りばしを割って生地を挟みながら巻き付けているのに対し、
「よこまき。」は割らないまま巻いているだけ、って点。
だから当然、持ったまま食べきることは無理。
オーダーしたのが、玉子乗せのオプション付きだったので、
なおさらなのだったけれど...。
ゆうゆうプラザで満腹になり、いざ今夜の寝床である真人公園へ。
季節が春なら桜の名所として大賑わいなのだろう。
肌寒い雨が降りしきるその日は、人っ子一人見当たらない。
貸し切りっすね。
屋根付きの広い炊事棟を占有させていただき、
テーブルや椅子をセッティング。
テントはすぐそばのウッドベエースの上に。
この夜のメニューは焼肉がメインとのことなので、
まずは近くの温泉施設「ゆっぷる」で汗を流しに行く。
施設のある増田町はりんごの里。
「湯」+「アップル」=「ゆっぷる」らしい。
さっぱりして真人公園に戻り、焼肉宴会のラストナイト。
余談だけれど、テントで寝入ってすぐぐらい、
警察官にテント越しに起こされ、職務質問を受けた。
・なぜテントが3張りあるのにぼくだけ?
・なぜその辺で野宿ではなくちゃんとした場所でキャンプしてるのに職質?
・なぜ眠っているのを起こしてまで?
・なにか危ないことしてる?アヤシイことしてる?
あちらも仕事、と理解はしているつもりなのだけれどね...。
■2010.9.20
横手市〜(クルマ)〜山形市
最終日は最初からクルマで帰路につく予定だったので、
炊事棟で朝食をとりながら、
タープやテントを干して少しのんびり。
自転車、荷物をクルマに積み、昼頃に無事帰着。
角館の病院で意識が戻ってから、ずっと考えていたリベンジ旅。
4カ月経ってようやく途切れていた記憶がつながった。
最後に。
Yokotterの皆さんにはたいへんお世話になりました。
ありがとうございました。
「Yokotterのつぶやき」 http://acotan28.seesaa.net/archives/20100920-1.html
↑リスクもあります。でも自転車は楽しい。それだけです。