手打中華「たわら屋」

先日、あるパンフレットの打ち合わせの前段で、
打ち合わせ相手のディレクターの方が、
「山辺温泉」で検索したらこのブログに行き着いたらしく、
「見たらラーメンの話がいっぱいあって、
思わず記事を遡ってずーっと読んでしまった…」
というようなことを聞き、すっかりラーメン談義で盛り上がりました。

ネット上での付き合いや知り合いが増えていくのも楽しいけれど、
こうやって「現実」で話題のきっかけになっていくのは、
もっとウレシイなぁ。
 
 

さて、今日は「たわら屋」。
僕としては常に上位にランクしている店のひとつ。

  

一番最初は、某TV局のスタッフに連れてきてもらった。
その時に聞いた「たわら屋」ストーリー…。

山形駅前から南に向かう道沿いに小さな飲み屋が軒を連ねている。

現在はそのほとんどが取り壊されているが、

その中に、一軒のラーメン屋があった。

オヤジさんが経営していたが、事情があって続けられなくなった時、

その娘さんが「私が後を継ぐ」と申し出たそうだ。

ところが、その時オヤジさんは「オンナには無理だ!」と。

それでもあきらめずに、麺打ちの修業を続け、とうとう、

オヤジさんに「これなら、いいだろう」と言わせるまでになった。

そして出した店が「たわら屋」だ。


だいぶ以前のことで、うろ覚えの部分もあるが大筋はこんな感じ。
この話はTV番組にもなり、僕を連れてきてくれたスタッフが、
その番組づくりに関わったとのことだった。

注文したのはもちろん、手打中華。



不揃いの極太縮れ麺で、
歯ごたえがあるモチモチした食感は手打ちならでは。
大盛りは手打ちに限り200円プラス。(他は+100円)



スープは、鶏と豚からダシをとり、脂の香りが香ばしく濃厚で、
太い手打ち麺によくからむ絶妙の味わい。
大好きです♪美味いなぁ〜。

 

■そば処 たわら屋
山形県山形市飯沢181-5
023-643-8475
11時〜15時(日・祝:〜14時)
休:第2・4・5日曜
手打中華:600円(大盛り+200円)

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【韃靼そば】
この店のもう一つの名物が「韃靼(だったん)そば」。
韃靼はそもそもモンゴル系部族「タタール人」のこと。
韃靼そばは、中国南西部ブータン、ネパールなど中央アジアで、
古くから栽培されているそばの一種。
そばとの大きな違いは、血管を強くし血圧を下げる働きのある「ルチン」が、
普通のそばの約100倍で、茹でると黄色くなるのだそう。
そば好きの方は一度お試しを。韃靼そばは700円。


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