支那そば「はちの屋」
正確な場所は分からなかったのだが、
一度行きたいとずっと思っていた。
まず店構えがアヤシイ。
どうみても閉店して朽ちていく過程途上にある感じだ。
看板がアヤシイ。
スナックのような真四角な電飾(夜つくのだろうか)スタンド、
のたりくねった文字、色使いの不統一感。
店内がアヤシイ。
居酒屋のような薄暗さと、
妙に付け足した明るいカウンターコーナー、
さらに奥にある茶の間然とした座敷。
そこここに来店した客の名刺がピンナップされている。
主人がこれまたアヤシイ。
世界のナベアツを弱気にしたようで、
どこか飄々としている。
(ま、外見のアヤシサでいったらヒトのことは言えない)
注文は、支那そば。
他に、つけ麺、こてっぱち(油そば)、
納豆ラーメンがあり、メニューはこの5品のみ。
注文すると、こってりか、あっさりか聞かれるので、
まずは迷わず「こってりで!」。
「しょっぱいときはこれ使って」と、
つけ麺のつけダレを割るようなスープと一緒に、
支那そばが運ばれてくる。
背脂が浮くスープは豚骨+魚出しか...。
確かに味が濃いが、強めの醤油の香りがはっきりしていて、
だしとのコンビネーションがとてもいい。
麺はこのあたりじゃあまり見ない、デコボコした細麺の縮れ。
これは美味い。スープともよく絡み、茹で加減もちょうど。
この値段でチャーシュー2枚はおトク感があり、
肉厚でもっちりしていて、なかなかイケる。
焼き豚ではなく、蒸し豚だよね、これ。
ラーメン以外のインパクトのせいか、
味そのものに期待した強烈な個性はないのだが、
妙にクセになってしまいそう。
■はちの屋
山形県寒河江市大字日田字五反
11時〜14時/16時半〜20時(休:木)
支那そば:600円
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