ラーメン「きじま食堂」

鋳物町(現在の銅町)に隣接し、
昔は大きな工場も立ち並んでいた工業地帯だったわけで、
工員の昼飯や出前などの需要も少なくなかったろうから、
この辺一帯には飲食店が数多く存在している(いた)。
この店もその一つ。
看板すらないのと、のれんを出さないことも多々あって、
店先に出前用のカブがあるかないかで
営業中か判断するのだった。

■きじま食堂
山形県山形市円応寺町6-1
023-641-6033
11時〜14時半(くらい 笑)
ラーメン:550円



昔ながらのスープではあるが、かなり濃厚。
鶏、豚、牛が混在すると思われる出しの香りも強い。
山形市内の老舗が出す中華そば(ラーメン)は、
上品に透き通ってあっさりした、生醤油の香りが立っているものと、
濁りがあって表面に脂が浮き、出しが強いものと、
スープが大きく二つに分けられる。
蕎麦屋系が前者、食堂系が後者(が多い)と考えられる。
きじま食堂のスープは明らかに後者の典型だ。

一言で言うならコクのあるスープ。
ねじれの強い、歯ごたえもちもち中太麺がこのスープによくからむ。
もちもちと言えば、この店のラーメンには、
「餅」がデフォでトッピングされるのも大きな特徴。
ぼくも知らなかったのだけれど、餅屋としても...
(餅屋としての方が?)知られる店なのだ。

麺量もたっぷり、しかも+餅で、腹持ちコスパは高い。
こういった「ご近所の店」、大事にしたいなぁ!



クルマを真裏の駐車場に停めて、
ガラス越しにうっすらと店内の明かりが見えるのを
確認しつつ安堵して、入口を入ると...

あるじゃないの、暖簾!
出そうよー(笑)
 
 
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タグ:山形市