長井あやめ温泉「桜湯」

山形県内の温泉の中でも、お気に入りのひとつ。
地元西根地区の転作機械利用組合が管理・運営している。
そのため、最近ありがちなムダな豪華さはなく、
必要十分の施設が、下見板張りの素朴な建物に、
こぢんまりとまとまっている。
この建物の雰囲気がとても好きだ。

　　　

中に入ると清潔な待合室がある。
受付カウンターには、地元の自然水が
ウォータージャグに用意されていて、風呂上がりに最高。

さて、温泉であるが、泉質は
ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉（含食塩-芒硝泉）。
それほど強烈な個性は感じられないが、
その湯温とともに、芒硝泉らしい笹濁りの湯に
のんびりと浸かることができる。



浴室は岩風呂風のしつらえで、
東屋をビニールで囲ったような半露天。
山間の湯治場に来たような感覚と、
天井が高く明るいのが気に入っている一番の理由。



　

お湯はすべてかけ流し。
温度調整のため加温しているが、
それ以外手を加えず、湧出量に見合った湯船に、
毎日新しいお湯がとうとうと満たされている。



ひとつだけ残念なのは、オーバーフローが全くないこと。
湯船のすみにあるドカンから排湯しているためだ。
これをやめて、湯船から直接あふれさせたら、
もっといいのになぁ♪

作られてからだいぶ経つが、
かといって昔からの秘湯というわけでもない。
新しく作るにしても、こういうホノボノとした
温泉が出来るんだよという良い見本だと思う。
市町村や３セクのみなさんにも、
ぜひ見習ってほしい。

　←よい子はクリックしないでください（笑）

■長井あやめ温泉「桜湯」
ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉（含食塩-芒硝泉）
山形県長井市寺泉4246-13
0238-88-2817
9時〜20時（休：火）
大人：300円
＊白鷹から長井橋を越して、不安になっても我慢して
　どこまでも山沿いに向かうとわかります（笑）

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