奥おおえ柳川温泉

大江の町を西から東に抜け、
これでもかこれでもかと山懐を目指すと、
最奥の集落、神通峡へのちょうど入り口にある。
位置的には秘湯と呼んでいいと思うのだが、
街中の施設のように混み合うほどの人気。



お湯がいい。
ただし、源泉温度がかなり高いので、
しかも芒硝泉とくれば、湯当たり注意。
「熱の湯」と言われる所以だ。
長湯せず、温まったら浴槽から出て休み、
また入るを繰り返すのが、柳川温泉に限らず、
芒硝泉を楽しむ秘訣だと思う。



それでもあえて加水せず、掛け流し。
透明で少し重めのお湯に、ほのかな硫黄臭が混じる。

 

露天風呂が広いのも人気の秘密。
11月から3月までの冬期間は入浴できないが、
朴訥な山並と青空を眺めながら、ほてった体を
風に冷ましていると、エネルギーが甦ってくる気がする。



施設の入口脇には飲泉所が設けられ、
ポリタンク持参で大量に汲んでいくファンもいる。
入浴中はかすかにしか感じない硫黄成分が、
飲むとはっきりわかる。
硫黄大好きな僕には、とても美味。
いつもおかわり必須なのだった(笑)



■奥おおえ柳川温泉
泉質:ナトリウム−硫酸塩・塩化物温泉(含食塩−芒硝泉)
山形県西村山郡大江町柳川1502-3
0237-64-2151
6時〜21時(10月〜3月:6時半〜)
休:第1火
大人:300円

【5/21追記】
ドイツからSkypeのチャットを通じて入った情報によりますと(笑)
柳川温泉は男湯・女湯が時折入れ替わるようです。
僕が行った時はすべて左側(奥)の入口だったので、
まさか入れ換え制があるとは知らなかった。
よって、右側(手前)のお風呂の場合は、
露天風呂からの見晴らし、良くないです…。
(meadowparkさん、サンクス!)

 
 
さて、柳川温泉の楽しみは、もうひとつある。
いや、セットで“ひとつ”と考えた方がいい。
それが、温泉とほぼ同じ敷地内にある、柳川そば。
なので、お昼前かお腹を空かして温泉に向かうべし。

以前は道路に沿った民家を店にしていて、
道路側に開け放った窓から
景色や空気を楽しみながらのそばが、
湯上がりの体にとても美味しく心地よかった。



老朽化したためか、
お店の方が働きづらかったのかはわからないが、
何年か前に現在地に新築された。
ちょっと残念ではある。
それでも、温泉〜板そばのゴールデンコースは止められない。
つなぎなしの十割そばで、細い更科風。
衣に味付けがされたげそ天もフワフワと柔らかい。

 

■柳川そば
0237−64−2428
11時〜17時(休:第1・3火)
板そば(中):1,000円/げそ天:300円
 
 
←恒例(笑)悪い子用。良い子は見てはいけません。
 
 
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↑柳川温泉・そばを堪能するたびに、山形っていいなぁ〜と♪


タグ:村山