クリップ型広角レンズ for iPhone【Neingrenze 4000WM】


iPhoneの6以降は僕の手には大きすぎて、 7が発売されたときに敢えてSEに切り替えた。

で、iPhone SEのカメラ(アウト)は…
・F値(開放):2.2
・35mm判換算:29mm
・センサーサイズ:1/2.9型
…と言われている。

この29mmというレンズは絶妙で、無意識で撮りたいものに近づくと、ちょうど画面に納まる。
ただ、狭い場所や建築物を撮ろうとすると、どうしてももっと広角のレンズがほしくなる。

これまでも何度か購入し、その度に満足できずに返品し…を繰り返していたのだが、ようやく、少し満足できるレンズに出会えた。

「満足」とは、ケラレと歪みの少なさのこと。
もちろん、1万円以上のレンズならもっと高い満足が得られるが、私の場合はiPhoneにそこまでお金をかけるつもりはなく、5,000円以下で最良のものを探していた。
で、これ、「Neingrenze 4000WM




ケースは実測で約115×80×40mmぐらい。
袋(+カラピナ)も付属しているので、そちらに入れておけばもっと小さく携帯できる。




実際に使ってみた結果がこれ。
29mmがおよそ21mmに。ケラレはないものの、「歪みなし」を謳っているにしてはかなり樽型に歪曲する。
と言っても、デジタルカメラでも21mmならレンズや撮り方によってこの程度の歪曲が出る場合もあるし、歪曲そのものが素直で好感が持てる。コストパフォーマンス的にも充分許容範囲じゃないだろうか。




遠景(風景)ならこんな感じ。
建物のラインの描写や雲のリアリティなど、裸のままと遜色ない。しかも遠景なら歪みはほとんど気にならないレベル。
さすがに画面端はだいぶ像が流れているものの、このワイド感が得られるメリットがはるかに上回る。




垂直水平ラインが交差しあう建築写真風の作例。
これだけワイドに写れば、樽型歪曲はしょうがない。これを許容できるかが、5,000円以下か1万円以上出すかの境目になりますね。ちゃんと撮る時はちゃんとした機材を使うので(笑)僕はOK牧場。
 
*レビューの写真はすべて、Photoshopで長辺1024ピクセルにリサイズしています。
*その他の画像処理は一切加えていません。