牛肉どまん中「新きねや」

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とんぼ返りの東京行き。

つばさが動き出してから、
今か今かと車内販売のお嬢さんを待ちかまえ、
「牛肉どまん中」を予約する。
米沢駅で大量に運び入れるのだろうが、
それでも予約しておかないと売り切れてしまう。
米沢到着はちょうど12時過ぎ。
タイミングばっちりである。

ごはんが見えないぐらいたっぷりの牛そぼろと牛肉煮。
甘さ控えめの味付けで、最後まで口飽きしない。
山形県産米「どまんなか」のご飯は、
駅弁にしては十分なボリュームなのだけれど、
「あ〜、もう食べ終わっちゃったぁ...」と口惜しくなるほどだ。

ところで、パッケージにある絵。
背景は、国指定の重要文化財にもなっている
山大工学部(旧米沢高等工業学校本館)。
では、その手前にいるおっちゃんは誰でしょう?

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この人物、米沢牛に少しでもくわしい人ならご存知の、
チャールズ・ヘンリー・ダラス氏。
明治のはじめ、横浜で貿易商だったダラスは、
英語教師として招かれ米沢に赴任。
その際、米沢牛の美味しさに感動し、牛1頭を連れ帰ったところ、
横浜の仲間うちでも大評判に。
米沢牛の名が全国に知られるきっかけになったのだとか。
恩人ダラス氏に感謝ですな。

■新きねや http://www.shinkineya.com/

 
あ、そうそう。
JRのコーヒーも少し美味しくなっていた。

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