中国記{バスクリン色のお堀}

実にキレイ(笑)
まるでバスクリンを適用量の5倍ぐらい溶かしたような、透明度ゼロのお堀です…実際は何の色なんでしょうね。ちょっとゾッとします。



その2日後、お堀の水がすっかり抜かれ、ヘドロ状態があらわになっていたので、どうしたんだろうと思ったら、「市で網を打って魚を捕った」とのこと。たとえば街路樹にマンゴーなどが植えられているんですが、これも実がなったら勝手に取っちゃダメ。市の所有なので、職員が一斉に巡回収穫するのだそうです。へぇ〜〜。

バスクリンに話を戻すと、市が捕り漏らした魚を目当てに、何組かの中国人たちがせっせと漁の真っ最中。思った以上に大きな魚もいたりして。立派な亀なんかも交じっていたりして。で、素朴な疑問。捕った魚や亀はどうするんでしょう?自分たちで食べるんでしょうか?スゲェ〜〜。と思ったら、自分がじゃなくて…

「そのへんの店で出すんじゃない?」



確かにお堀のすぐ近くには、飲食店が軒を並べておりました。ひえぇ〜〜。

ところで、このお堀を挟んで街の対岸は、もともと長安鎮に住んでいた村民専用の特別区。他所から集まってきた人々とは全く別エリアに住居が確保され、いくつかの入り口にはゲートがあり、門番(警備員)が常駐しています。
エリアの外と違いゴミ一つ落ちていない(落ちてるけど)ほどキレイで静か。

今回お世話になった現地法人でも、このエリア内に日本人スタッフのための寮があり、僕たちは2日間、寮の昼食を一緒にいただきました。中国人女性の賄いさんが作ってくれるんですが、これが実に美味しい。中華と日本食が半々ぐらいの割合で、くだものなどのデザート付き♪

昼食後、治安もいいエリア内を一人で散策して寮に戻ってくると、その賄いさん(名前聞かなかったなぁ)が、玄関の外で洗い物をしていました。さっきお堀で捕れた亀の写真を見せようと、デジカメを差し出して「カメ、カメ!」と話しかけたら、あれれ、小走りで中に入って行っちゃった。
なんだ、どうした?と後をついて行くと、なにやら鏡の前で髪なんぞを整えてる。うーん、完全に誤解された。彼女は自分の写真を撮ってもらえると思ったようです。あはは。
で、ま、いっかとパチリ(笑)美味しいお昼ご飯、ごちそうさまでした♪