中国記{現金な人々}

いよいよ中国記もラストに近づいてきました。
仕事も無事終了した最後の夜、現地法人では全社員参加の大忘年会で、僕たちもお呼ばれ。
会場は、はじっこが霞むほどの広い空間を埋め尽くす800人もの人、人、人。


総経理(社長のこと)の挨拶に始まり、あとはカラオケあり踊りありの演芸大会。いつもの制服から、ナウい(笑)、または華やかな衣装に着替え、この日のために、こっそり練習してきたらしい成果を披露。
いやー、踊りはすごかった、感動♪
で、そういったみものな出し物があると、人の大波がドーーッと前に押し寄せてきて、舞台上よりそっちの方に圧倒される(笑)

料理も円卓に乗り切らないほど次々と供されて、何が何だか覚えていません。アハハ。ただ、これは滞在中を通して言えることですが、鶏、みんな平気で食べてます。ちなみにデザートの左奥にちょっと見えているのが、とても気に入った萬頭(まんとう)ですねー。

忘年会のメインイベントは、現金プレゼント大抽選大会。
社員番号で抽選して、役員の方がそれぞれ包んだ寸志が当たる、という趣向です。僕たちも、撮影などに協力してもらった感謝を込め、特別賞として100元ほど包ませていただきました。

クライマックスはもちろん、最高額が当たる総経理賞。うわーっ!と怒濤の歓声の中、当選者が壇上へ。その様子を見ながら「すごい盛り上りですねー」などと話していたのもつかのま、歓声が静まってふと会場を振り返ると、
 
 

がっらぁ〜〜ん ・・・・・・ (・_・)



あれだけいたはずの社員が、最高賞が決まってしまうやいなや、あっと言う間に消えている。まさに、波が引くかのごとき、である。(最後の写真参照)
その間、1分足らず。いや、いや、唖然としましたです。中国ではこういった宴会に閉会の言葉とか“締め”とかってないんだそうですよ。

それにしてもねぇ、もらうものもらったら、ハイ、さようなら。
実に現金な皆さんでした。