2004年8月アーカイブ

昨年は友人の息子(高1:当時)と二人旅だった日本海までの自転車ツーリングも、今年は息子・娘、友人の息子(昨年同)、友人2名(1名は途中合流)の計6名の大所帯となりました。
40代半ばを過ぎての1年間の体力の衰えのすさまじさを実感しつつ、昨年より2時間もタイムオーバーしての遊佐町吹浦西浜海岸到着でした。

自転車をMTBからランドナーにリメイクしての初長距離ランでしたが、先に書いたように体力の衰えをカバーするまでにはいたらず、日頃のトレーニングの大切さが身にしみました。
ただ、昨年のツーリング後のような坐骨神経痛に悩まされる気配はなく、それだけでも自転車を変えた意味があったと自己満足。

昨年同様、現地に先入りしてテント設営、料理の準備を友人をはじめ、今年は他の家族のみんなも担当してくれました。
また、大人数でのツーリングということで、近所(宮町)のコンビニ「ベニバーズとうかい」が事務局を買って出てくれたり、同じく近所の「やはぎ接骨院」の矢萩先生(東北パイオニア レッドウイングスのトレーナー経験もある)にも参加していただいた他、松山町の「ベニバーズいしづか」さんからは、途中麦茶、スイカ、トウモロコシでの歓待を受けるなど、多くの皆さんに支えられての楽しいツーリングとなりました。
改めてサポートいただいた方々に感謝、感謝。

これに味をしめ、長年の夢だったソロキャンプツーリングを実現すべく画策中です。
テントも買っちゃったし…。

いつも、その活躍に注目している「質問プロデューサー」ことマツダミヒロくんが面白いことを書いていました。

魔法の質問「つらいけど楽しい」

僕もよく同じことを言われます。
「そんな少ない睡眠でたいへんじゃないですか?」「休みもなくてつらくないですか?」
やっぱり、たいへんだし、つらい…時もある。
でも、それより「楽しいからつらくない」ことの方が多いんですね。
もう少し自虐的に書くと「つらいから楽しい」こともある。
だからやっていける。
だから…と言って「つらくないと楽しくない」わけではないのですが。

これは遊びでも同じ。
周囲からは「何いい歳してバカなことやってるの」と思われるぐらいでちょうどいい。
「なんとかバカ」とか「?にバカになる」って、取り組む真剣さ、夢中度への評価でもあるわけですから。

しかし、ラク?にできることも、ついつい〆切近くまで先延ばしにして、
自らを追いつめ、つらくしちゃうこの性格は、かなり問題だと思います。

…の話の前に。
温泉詐称が伊香保でも見つかっちゃいましたね。
氷山の一角でしょう。
先のLOGでもエントリーしたように、そもそも根因はあの「温泉成分分析表」またはその掲示方法にあるのだと思います。
源泉の湧き出し口検査ではなく、湯船の注ぎ口または湯船の湯で泉質を分析し、その成分表を明示すればすむことです。
それは、あえて義務付けなくてもいいのかもしれない。
泉質についてあれこれ言ってますが、温泉の効果は泉質だけではない。
温泉で過ごす時間や周囲の自然環境も、心身をリラックスさせてくれるものです。
また、敢えて言えば身体への温泉効果は何日も逗留し、効果的な入浴法を繰り返して初めて現れるもので、日帰りで1時間程度浸かっても実効はほとんどないと言われています。
身体が温まるぐらいで、それよりも「温泉に浸かった」という気分的心理的効果の方が大きいんですね。
今回、白骨や伊香保のニュースが大きな話題になっているのも、精神的な裏切りに対するものが大きいからだと思います。
だからこそ、「成分表」を義務付けるとしたら、湯船検査をしたものでないと意味がないと思うわけですね。

さて、夏休み。
海まで(山形市?遊佐町吹浦西浜)の自転車ツーリングは14?16日に決まり、あれやこれやと準備を進めています。
今年は帰路も2日かけて(往路は1日)自走する予定なので、少し(かなり)不安ですが、楽しみながら頑張って走りたいと思っています。

僕が仕事をお手伝いさせてもらっている大学の、あるPRツールで、だいぶ以前に「IT」を「会いてぇ」と駄洒落コピーで表現したことがある。
「IT」は思っている以上に泥臭く人間味あふれるものだ。

たとえば、メールだけの関係というのが、僕には信じられない。
あくまでもそれは出会いの導入部や実際に会ってからの関係を(仕事の進行を)補完するツールにすぎないと思うから。
会うことなしにメールだけで完結してしまう付き合いに、現実味を感じずに、どうしても馴染めないのは歳のせいだろうか。

もちろん、メールだけでも嬉しいことはある。
傷つくこともある。
そこには喜怒哀楽がちゃんとある。
でもねー、その喜怒哀楽の発生元が、血肉の通った人間にはなかなか思えない。
なんかマトリックスのような、デジタル信号で作られた「記号」にしか思えない。
だから「会いてぇ」と思う。
僕達の遺伝子そのものがデジタルな構造をしている以上、みんな「記号」に過ぎないのかもしれないけど…少なくても必要な時はお互いに痛みをアナログで実感できる関係でいたいと思う。

「IT」は「あ、痛てぇ」でもある。

8月3日、尾花沢徳良湖温泉「花笠の湯」がオープンした。
ここ10年ぐらいの間に、こうした日帰り温泉施設が続々オープンしている。
こうした傾向は僕のような温泉好きにはたまらないが、その一方で山形の温泉事情に対する不満も多い。

まずその一つが、温泉の「骨抜き化」だ。
厚生省でも是正の動きが出ている「温泉成分表」のことと関係するが、源泉に加水またはろ過し、さらに衛生上たっぷりと塩素を加えて、湯船にお湯を供給する施設がこっそりと増えている。
僕はこれを「塩素泉」と呼んでいるのだが、増えているからこそ「うちは“100%源泉かけ流し”です」などと、当たり前のことをアピールする例も目立つようになって来たのである。

つまり「温泉成分表」は源泉の湧き出し口で検査した結果を表示しているが、湯船のお湯の注ぎ口から出る頃には、先に延べたように、成分表に表示された温泉とは似ても似つかぬものになっている。
これって、不当表示じゃないの?と思う。
一種の詐欺行為にも近い気がする。
食品関係の成分表にならうなら、「源泉はこうですが、湯船のお湯はこうです」と、加工内容(加水やろ過)や塩素混入による源泉との成分の変化(違い)をきちんと明示するべきだ。

以前はいい泉質だった温泉が「塩素泉」になっていてがっかり…という施設もある。
おしかりを承知で僕が把握している「塩素泉」を紹介してみよう。
別に紹介しなくても、浴室に入った時にぷーんとプールのような匂いがするからすぐにわかるのだが、いろいろ聞いてみると意外に気にしていない人が多いようだ。
念のために言っておくけれど、衛生上は塩素を混入した方がいいのだろうし、保健所の指導があって義務付けられ、しかたなく…といった施設もあるので、すべての「塩素泉」を敵視しているわけではない。
繰り返すが、温泉成分表に「食塩泉」とか「芒硝泉」とか「硫化硫黄泉」とか表示しているにもかかわらず、湯船のお湯の実態は「塩素泉」…ということが問題なのだ。

【山形「塩素泉」一覧】

・うわの天神温泉(山形市)
浴室に入ってすぐ左側(男湯の場合)に「源泉」としてちょろちょろ出ているのがまさに源泉。茶色がかって風味もいい。湯船のお湯と比べたし!

・神室温泉(金山町)
以前は素直で優しい温まり湯でとても心地よい温泉だった。今は塩素の匂いが浴室に立ちこめる。聞くと、保健所の指導で塩素濃度を決められているそうだ。

・パレス松風(白鷹町)
改装前は気味が悪いほどアクの強い温泉だった。好き嫌いは確かにあると思うが、新装後は完ぺきな塩素泉。ただ、浴室内に「衛星のため塩素を入れています」と明示してあるのは良心的だと思う。

・湯の台温泉(鳥海山荘/八幡町)
もとの山荘に湧くお湯は茶褐色で鉄分が強く、タオルが茶色になってしまうほどだった。今は無味乾燥、温泉の面影はまったくないただの「お湯」。

自然は人間の都合を考えていない。
だからこそ畏れも生まれるし、癒しもある。
人間に都合の良い「人工的な自然公園」の無意味さに気付いてほしいし、温泉も同様。
温泉大好きだからこその、苦言である。

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