中華そば「みどり屋」

「中華そば」…なんて一般名称のメニューで、
お店を特定して話すことなんかできないでしょ!

というご意見ももっとも。
でも、僕にとっては「中華そば」と言ったら、イコールこの店。
今はメニューに「ラーメン」と書いてあるが、
昔は「中華そば」だったし、注文する時は今でも「中華!」と言う。

その店は「みどり屋」。
場所は4小前のT字路を南に入り、突き当たって右折してすぐ右側。
明石皮膚科の真ん前にある。

「みどり屋」は僕にとって、中華そばの原点、出発点、ゼロポイント。
最初に食べたのはいつだったんだろう。
その記憶すらないほどだから、離乳食からか…(笑)
少なくとも40年以上にはなる。ゼロポイントと書いたように、
よその店で食べる中華そばやラーメンはすべて、
「みどり屋」の中華そばを「標準値=ゼロ」として評価している。
「みどり屋」より美味しかったらプラス評価、
美味しくなかったらマイナス評価。

じゃ、その「みどり屋」の中華そばは美味しいの?と聞かれると困る。
僕にとって「ゼロ」、評価対象外だから。ただ…

好き。

生醤油の薫りを失わないシンプルで透き通ったスープ。
牛と鳥(たぶん鳥ガラも加えている)から出る油がほんのり表面に浮いて、
あっさりしたスープにコクをもたらしている。
チャーシューも流行りのジューシーで厚みがあって柔らかなものではない。
薄く切られた歯ごたえのある、珍しい牛チャーシュー。
これにごくフツーの支那竹、のり、
かまぼこ(ナルトでなくなったときはショックだった)、
そしてネギが入っているだけ。

麺は中細でわずかに縮れがあるかなって程度。
昼時の忙しい時はなぜか柔らかめになり、
それ以外の時間帯はなぜか固めのゆで上がり。
全体としては、なーんの変哲もない「中華そば」だ。

実は祖母の家がすぐ近くにあり、
自転車通学だった中学・高校の頃には、学校帰りに立ち寄っては、
祖母の家から出前をとってもらい、
おやつ代わりに食べていた。
今はどうか知らないが、出前も異常に早くて、
注文の電話を切ると同時に「毎度〜」と出前が届く、
そんな印象があるほどだ。
大きくなるにつれ「中華1つ持て来てける?」と電話すると、
「しんやくん食べるんだが?」と聞かれ、
「んだよ」と答えると、
「んじゃ、食べ来いは〜!」と言われるようになった。

大学進学で東京を離れ、7年ぶりに山形に戻ってきた時も、
(「みどり屋」の中華が食べられるなー)と思ったものだった。
ちょうどその頃、店が新しくなり、
スープが驚くぐらいあっさりになった時期があって、
「なんか、うすぐならねが〜?」と思わず聞いたことがある。
僕のせいではないと思うが、しばらくすると元の味に戻っていた。

「みどり屋」には他にもいろいろなメニューがある。
味噌ラーメンも評判だし、坦々麺などもおいしいそうだ。
でも、僕は知らない。
「みどり屋」で中華そば以外のメニューを頼んだことは、
40年経った今も、一度もないのです。

■みどり屋
山形県山形市旅篭町1-17-16
023-622-4079
11時〜19時(休:日)
ラーメン(中華そば):580円(大盛り150円)

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コメント(1)

SOTOさんは、「おぼご」の時からラーメン通だったんですねぇ。

やっぱり、その店の味で過去の思い出を浮かぶ時ってありますよねぇ。!!

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このページは、nagaokaが2005年3月 1日 16:42に書いたブログ記事です。

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