2009年5月アーカイブ

cho2.jpg
 
 
なんという奇跡。こりゃ、狂う♪

すでに季節は自転車。
テレマークスキーの道具一式は来シーズンまで無用と、ガレージにしまい込んだのだった...が、テレマーク&マウンテンガイド IDEHAさんのblogを見ていたら、「滑り納めIDEHA鳥海ツアーのご案内」なんて記事が。

ほぉ〜♪と眺めていたそんな折り、代表の石沢さんが事務所を訪ねてきてくれて、なんだかんだと話しているその場でつい、ツアー参加をお願いしてしまった。
集合場所は、祓川登山口の駐車場に当日朝7時。
前夜入りしてBBQでもしながら車中泊という案もあったのだが、雨模様の天気予報で、しかも女性の参加者もいるため、ほとんどのメンバーが鳥海荘に前泊することになった。ならばと、夕食と温泉だけお世話になり、大盛り上りの天気祭りの後、宿の駐車場で車中泊。iPodで何か聞きながら寝ようと選曲しているうちに、落ちた。

090524chokai_03.jpg 090524chokai_04.jpg 090524chokai_01.jpg 090524chokai_05.jpg

前日、米沢のウォーキングコース取材で10キロほど歩いてから鳥海高原入りしたのと、昨夜の楽しい酒のおかげで、よほどグッスリ眠ったのだろう。アラームをセットした30分前に起床。昼飯用のカップヌードルのためにお湯を沸かし、ポットへ。残りのお湯でコーヒーをいれる。この時点でまだ霧雨。肌寒い朝に熱いコーヒーが美味しい。
出発する頃になって、少し晴れ間が見え始める。祓川口駐車場へ向かう途中、みるみるうちに青空が広がり、つづら折りの道の両側は、残雪の白と萌え出したばかりの新緑と青空。これ以上ない爽やかな自然のコントラストに目を奪われ、写真を撮るのも忘れていた。

090524chokai_06.jpg 090524chokai_08.jpg 090524chokai_15.jpg

駐車場で準備を済ませ、いよいよ登り始める。なにせバックカントリースキーだって経験がほとんどないうえに、初めての鳥海山。どこまで登るのか、体力は持つのか、無事に滑り降りれるのか...期待以上に不安がいっぱい。案の定、あっという間に修験者のごとく苦行と化す。七ツ釜の避難小屋まで辿り着いた時には息も絶え絶え。しかも(今だから言うけど)七高山まで行くのだとようやく気が付いた。要するに山頂ですよ、山頂(笑)...つか(泣)。 *鳥海山のホントの山頂は新山ね。
天気祭りの宴でも、今日になっても、参加者の誰からも「どこまで行くの?」という話題が出ないのを内心不思議に思っていた。登頂=デフォだったのだ。あ〜。

090524chokai_17.jpg 090524chokai_18.jpg 090524chokai_19.jpg 090524chokai_20.jpg

「マイペースでゆっくりでいきましょう」と、石沢さんが声をかけてくれる。それでも、一歩一歩、左右交互に足を出さないと前に進まない。当たり前だ。ところがそれが出来ない。そのうち苦し紛れに、足を運ぶ時、もう一方の足を追い越さずに一度揃えて一瞬だけ休んで、そこから再度前に出す...2段ロケット式歩行を編み出した(ロケットの勢いはない)。というより、まるでフォークダンスのステップみたいだ。アタマの中ではマイムマイムが流れ始めるし。
七高山直下の最後の急斜面、舎利坂。(もうやめよう)「マイムマイム」(ぼくここでいい)「マイムマイム」(ぜえぜえはあはあ)「マイムマイム」...何度繰り返しただろうか、喘ぐ太ももの忍耐がついに切れかかる寸前、先を行くメンバーの「着いたー」という声が聞えた。
11時半...だったか...七高山到着。 だ〜。

090524chokai_24.jpg 090524chokai_27.jpg IMGP1345.jpg

七高山山頂はガス。記念撮影後、昼食。スキーを脱いでのちょっとの移動も、足がガクガクして力が入らない。下りの脚は大丈夫だろうか。昼飯を食べ終わってもガスは引かない。せっかくだからと晴れ間を少し待つが、気配なし。ゆっくり下り始める。
雪質は最高のザラメ。ひっかかりもなく、ウロコ板のカルフXCDガイドはシャラシャラとよく滑り、オーバースピード気味。反省。斜面にかかわらず、もっと思い通りにコントロールできるようにならなくては。
まもなくして、信じられない景色が眼下に広がった。一瞬のうちに立ちこめていたガスが、文字通り霧散し、視界には青空と雲海の絶景。見渡す限りの、雲、の、大海原。こういう光景の前では、人間はただの猿である。
 
cho1.jpg

cho3.jpg

cho4.jpg

再び、祓川口駐車場に帰着した頃には、辺りはまたすっかりガスに包まれていた。道具をクルマにしまい込んでからフォレスト鳥海まで下り、「心地良い疲労感」をかなりいき過ぎた疲れを温泉で癒す。昨日お世話になった鳥海荘と同じ、Ph8.7という強アルカリ性一歩手前のヌルヌルした泉質。塩化物泉でもあるので、カラダが芯から温まった。 *モザイクかける場所はそこじゃないだろう(笑)

090524chokai_34.jpg 090524chokai_35.jpg IMGP1360.jpg

山形や仙台への帰路につく参加メンバーと別れ、ぼく一人日本海側に出て酒田へ。そのまま1泊して、翌日はまた20kmほど取材で歩かなければならない。なんだか、とても名残惜しかった。山も、人も。寂しさとは違う。IDEHAの石沢さんや今日のガイド役の210さんをはじめ、ツアーに参加した皆さんのおかげで最後まで登り切り、素晴らしい瞬間に出会い、無事に降りてくることが出来た。その、感謝。

本格的に雨が降り始めた7号線を南下しながら、数時間前に見た雲海の光景と一緒に、ぼくは人の"縁"ってやつをずっと考えていた。
 
 
TB:IDEHA鳥海滑り納めツアー - IDEHA Blog
 
 
人気ブログランキングへ
↑ぼくは"キミ"に出会ったから、この場にいられたのです...クリック!

shitoron_katsuhayashi5.jpg

コメント欄、注目!
(元)シトロンのマスターからメッセージです!

>>> ナポリタン「シトロン」

コメントをいただいたのも光栄ですが、
なんとシトロンの味を引き継ぐべく、指導されているそうです。
どなたが、どちらに、いつお店をオープンされるのかわかりませんが、
フロム*ヤマガタをあげて、いや、
山形のグルメブログ総出で応援することでしょう!

(ね!グルメブログのみなさん!)
 
 
オープンが決まりましたら、
ぜひとも、ご一報くださいませ > シェフ

 
 
人気ブログランキングへ
↑脚、使い過ぎかも(^_^;)...クリック!

khs09gw00.jpg khs09gw01.jpg khs09gw02.jpg khs09gw03.jpg

khs09gw04.jpg khs09gw05.jpg khs09gw06.jpg khs09gw07.jpg

khs09gw08.jpg khs09gw09.jpg khs09gw10.jpg khs09gw11.jpg
 

090505-01.jpg
 
 
■5月5日(火)/4日目 走行距離:約70km

舟形・あゆっこ村〜県道56(北羽前街道)〜舟形〜R13〜尾花沢〜R347(大石田街道)〜県道305〜大石田〜R347(西部街道)〜村山〜R347〜河北〜R287〜県道20〜県道22〜山形(ベニバーズとうかい)
 
 
快晴。五月晴れである。
右膝は椅子に長く座っていて起ち上がった時や、坂道を下る時などにまだ少し痛みが残るものの、回す分には全く平気だ。逆に右脚をかばい続けた左脚の太ももに張りがあって疲労感が強い。Y也くんはせっかくだからと、あゆっこ温泉に朝風呂(あゆっこ村にキャンプする場合、温泉券が渡されチェックアウトまで入り放題なのだ)。ぼくはさすがにパス。いくら温泉好きでも、朝から風呂に浸かったのでは、走りたくなくなってしまいそうだった(笑)

090505-02.jpg 090505-10.jpg

テント撤収後、元気よく出発。
昨日苦労して登り上げた分、県道に降りる小国川までの坂道が最高に気持ちいい♪猿羽根トンネルを越したところで自販機でドリンク類を補給。ひたすら南下する。舟形から尾花沢までのR13も、意外とアップダウンがあるものの、膝の具合を確かめるように重めのペダリングを試す。大丈夫だ。

090505-04.jpg 090505-05.jpg 090505-06.jpg

尾花沢から大石田街道へ。通過するだけで村山に向かおうと思ったのだが、「千本だんご食べたい?」とY也くんに聞くと二つ返事。しゃーない(笑)少しUターンして町中に入る。店に到着するとさすが有名店、さすがGWど真ん中、店内からはみ出すように行列が出来ていた。いったんあきらめかけたのだが、今日は山形に着けばいい。急ぐ必要もない。
結局30分近く待って、くるみだんごを1本ずつ堪能した。初めて食べた時の感嘆がそのまま、ふわっふわ!ホント美味いなぁ。

090505-07.jpg 090505-08.jpg 090505-09.jpg

サポート隊の1名が、ひつじやに行きたいと騒ぐものの、ジンギスカンは2日目夜に食べてるし、しかもこの陽気。村山大久保のあらきそばと天秤にかけつつ、移転リニュールした、いろは平野店の冷やし肉そばを目指すことにした。
相変わらず荷物はフロントのみなので軽快。サポート隊のクルマと前後しながら、ちょうど昼に予定通り昼食にありついた。30分以上かけてゆっくり食事を済ませ、一路山形に向かう。

お世話になった接骨院の先生が裏の駐車場でBBQをしていると聞いていたので、お礼をかねて軽く報告を済ませ、14時半、ベニバーズとうかい到着。無事に4日間の旅程を終えた。
膝も持ちこたえ、「このまま、もう1周いくか」ってぐらいの勢いだったのだが、帰宅後荷を解き、シャワーを浴びたら一気に疲れが出て、2時間ほどウトウトしてしまった。

Y也くん、お疲れさま!サポート隊、ベニバーズとうかいさん、お世話様でした!

090505-03.jpg


ところで、これまでのエントリーでほとんど触れなかったKHS F20-Rについて。
ギア比など自分の脚力に合わせてカスタマイズしたい欲求が芽生えたものの、走りに関しては申し分なし。その走行性能のすごさは、ブルホーンハンドルの使いやすさも含めたライディングポジションの良さと相まって、全くストレスを感じなかった。折畳み小径車(20inch)であることを忘れてしまうぐらいだ。
列車での輪行をからめた旅への意欲と期待が膨らんでくる。荷物の掲載能力だって十分。旅の途中で折りたたむことを考えたらそれなりの工夫は必要だが、15〜20キロなら問題なく運んでくれるだろう。今回のぼくの仕様については別エントリーを用意して、紹介しようと思う。
 
 
総走行距離:338km(+クルマ移動:80km)、Av:17.6km/h
 

 
5月2日(土)/1日目5月3日(日)/2日目5月4日(月)/3日目|←|
 
 
人気ブログランキングへ
↑ランキングアップに応援よろしくです...クリック!

090504-09.jpg
 
 
■5月4日(月)/3日目 走行距離:約70km

山形県遊佐町吹浦〜R345〜八幡〜R345〜松山〜R345〜立川〜県道361〜清川橋〜R47(鶴岡街道)〜白糸の滝ドライブイン〜R47〜古口〜県道34〜升形〜R458〜R47(鶴岡街道)〜新庄〜R13〜舟形・あゆっこ村キャンプ場
 
 
連日爆睡。
朝起きると、膝の痛みはほとんどない。昨朝がウソのようだ。
勝木から遊佐までクルマでトランスポートしたため、400kmのポタリング計画が80kmほどショートカットしてしまったが、山形まで自走してゴールしようと決める。サポート隊が用意してくれた朝食のあと、テント撤収。念のため同じテーピングをして出発する。距離的には2日目と同じくらいなのだが、膝が復調したのと、何度も走っているルートなので、楽勝気分。
天気も薄曇りで暑くもなく寒くもなく、自転車には最適の1日になりそうだ。

090504-01.jpg 090504-03.jpg 090504-04.jpg

今回は先を急がず、"旅"らしく、気になる場所や町ではあちこち寄り道を楽しみながら走るつもりだったのだが、膝の痛みが出てからはそれどころじゃなかった。せめて後半の130kmぐらいは、のんびり行くことにしようとY也くんと話し合う。
清川橋に向かうR345は、すっかりバイパスが整備されてとても走りやすい。そこをできるだけ旧道を選び、静かな集落の中をくねくねと進んだ。先に舟形へ向かっているサポート車にリアのサイドバッグは預けてしまったので、実に身軽で快調。ルンルン♪である。
庄内は、内陸や山間部を走るのとは全く違った楽しさがある。そのいちばん大きな違いは、鳥海山の存在だ。今日のルートは鳥海山を背にして、どんどん離れていくのだが、逆の場合は山容の美しさと迫力が1km進むごとに増す。
遠くは村山市にある道の駅あたりからも望むことができるため、延々と100km近くをこぎ続け、間近に迫った時は感動的ですらある。

090504-05.jpg 090504-06.jpg 090504-07.jpg 090504-08.jpg

昼飯には少し早いが、予定通り松山の四十番で。未食の平打ち麺を頼む。スープはオーソドックスな醤油味中華なので、魚介系の出しが相変わらず美味しい。食べ終わって出発する準備をしていると、女将さんが出てきてどらやきをくれた。
途中、このルートを走る時は必ず立ち寄るコンビニ、YSKベニバーズいしづかで休憩。奥さんとひとしきり立ち話をしたあと、最上川を渡り白糸の滝ドライブインへ。新緑の白糸の滝を愛でながら、行動食がわりに四十番でいただいたどらやきを頬張る。

090504-10.jpg

それにしても、自転車旅にR47は怖い。追い抜いていくクルマが脇をかすめるたび、ハンドルを握る手が汗ばむ。その精神的なストレスは肉体的な疲労感以上だ。古口まで、緊張しながら先を急ぎ、そそくさと県道34に避難。アップダウンがけっこうキツイが、膝は軽い痛みを感じつつなんとか持ちこたえたし、大型車の風圧を感じずに走れる分、心地良いコース選択と言える。
坂道の登りは、相変わらず時速10km程度の鈍足で息もゼエゼエと荒れまくるのだけれどね。

R13に入ってすぐのコンビニでトイレ休憩。あゆっこ村までの残りはわずか。あとは休みなしで一気にキャンプサイトまで行くことにする。R13から、キャンプサイトまでのアプローチは激坂。まっすぐはとても登れないため、2台してジグザグ走行。到着、16時。
サポート隊のおかげで、テントはすでに設営済みだし、食事の心配もいらないので、大助かりである。その一方で我がままを言えば、自力で衣食住のすべてを背負っての自転車旅を完遂できない残念さもあり、ちいと複雑。体力、脚力、気力をもっと充実させなきゃと誓うのであった。

090504-11.jpg

地元の人も「こんなに混んでいるの見たことない」と嘆くほど激混みのあゆっこ温泉に浸かり、1名増員したサポート隊メニューに舌鼓を打ち、またしてもビールから焼酎に移行した記憶もなく撃沈。21時半にはテントにもぐり込んだ。
明日は最終日。
 
 
5月2日(土)/1日目5月3日(日)/2日目|←→|5月5日(火)/4日目
 
 
人気ブログランキングへ
↑ランキングアップに応援よろしくです...クリック!

アーカイブ


  • froya-rss.gif
Powered by Movable Type 4.23-ja

FRO*YA Twitter

建築写真撮影─
m.AP_banner.jpg
map_ad.jpg

m.AP Project1:
解体を待つ家

m.AP Project2:
アットホーム

プロフィール

ながおか しんや
ディレクター/カメライター
マン・クリエイト 代表

サイトポリシー

このアーカイブについて

このページには、2009年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年4月です。

次のアーカイブは2009年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。