空の下で遊ぼ!: 2005年8月アーカイブ

西浜から帰って、翌々日。
どうも物足りない…僕の夏はこれで終わっていいのか…。
この不完全燃焼をなんとかしたい。

というわけで、かねてから夢見ていた、
テントやシュラフなどのキャンプ道具一式を自転車に積んでの
ソロツーリングを敢行することにした。

そのためにテントも、サイドバッグも左右セットで買ってある。
他のキャンプ道具はあるもので代用できるだろう。

一番の心配は荷物を積んでの山越え。
荷物を積んで走るのも、山を越えるのも初めてなのだ。
二重の無謀を支えるほどの若さも体力もない(笑)

…なんて不安がっているのに、準備はすっかり整ってしまったのだった。


 

■8月17日
【山形市〜<348>〜白鷹町〜<287>〜長井市〜[10]〜飯豊町〜<113>[4]〜白川荘】
走行距離:約75キロ

11:30 コンビニとうかい出発。
昼前なのでサンドイッチとコーヒーで軽く食事を取り、いよいよ単独行スタート。
装備はフロントバッグとサイドバッグ×2。サイドバッグの中には、テント・シュラフ、バーナー、ランタン、着替え、救急用品、工具類を詰め込んだ。(後で計ったら合わせて12キロあった)
こういった重装備で街中を走るのはちょっと気恥ずかしい。昼前の出発ということもあって、先へ先へと気持ちは焦る。

12:30 ごま蔵前通過(というか休憩)。
348を小滝峠に向かって登り始めてすぐに帰りたくなる。完全に脚力不足。ここまで来るのに息も絶え絶え、すでに出発から1時間も経過している。
お先真っ暗状態で、ごま蔵を眺めながらもう何度目かになる休憩。

13:30 境小滝トンネル前到着。
「おまえはもう死んでいる…」。ごま蔵からたったわずかの距離なのに、所要時間1時間!歩く方が早いかも…。
動悸を鎮めるためと、体をクールダウンさせるために、このトンネル内だけは自転車を引いて歩いた。そうしないときっと持たなかったと思う。

13:50 白鷹トンネル前到着。
「あの世からこんにちは…」(笑)このトンネルを過ぎれば、あとは下りだ!!!などとその時は考える余裕もなく、ここは走っていくぞ、という決意のみ…。

14:00 ついに峠越え。
いや〜〜〜っ、辛かった。感無量!
人生の下り坂はいやだが、自転車での下りはサイコーっす。最高時速60キロを記録(笑)

15:11 長井橋到着。
白鷹から長井までって、こんなに時間がかかるとは思わなかった。クルマだとあっという間なのに、意外と長く単調な道で精神的にくたびれる。
すでに陽は傾き始めている。どこかで優雅に遅い昼飯でもと思うが、ここは我慢。287から県道10に入る角のローソンで、おにぎりとカップヌードルを腹に詰め込み、先を急ぐことにした。

16:54 フラワー長井線。
スウィングガールズでもお馴染の、フラワー長井線を越える。飯豊町はもうすぐそこだ。
太陽はもうすっかり夕暮れの斜光。

17:48 白川ダム到着。
県道10から手ノ子で一度113に出て、またすぐに白川沿いの県道4に入る。きつい登り坂の他に、もう一つの強敵が待ち受けていた。
それは…

アブの襲撃!(>_<;)

 
こいつら、快調に飛ばしてる時は全く挨拶にも来ないくせに、登り坂がきつくなり、スピードが時速5キロぐらいに落ちて人が歩く程度になると、ブンブン取り巻いて噛んでくる。
登り坂でゼエゼエ必死こいてるため、ハンドルから手を離して追い払う余裕も余力もない時に限ってだ…クソッ!かなりの精神的なダメージだったな、これは。
全く、弱り目にたたり目、泣きっ面にアブである。

ところで、今日のディナー(笑)と明日の朝食の食材を、どこか最終のコンビニで仕入れるつもりだったのだが、その「最終」を逃してしまった。
白川沿いの県道10に入ってから、小さな酒屋兼食料品店に寄ってみたのだが、収穫なし。しかたなく魚肉ソーセージとウイスキーの水割り缶だけ購入。冷えたビールは白川荘にあるだろう。それさえあれば、何もいらない(笑)

18:25 ついに白川荘、到着。
白川荘の受付カウンターでキャンプの申し込み。「自転車で一人」と言うと、少しおまけしてくれた。受付と同時に缶ビールを一缶購入し、一気に流し込む。

キィーーーーーーッ、
クゥーーーーーーーーーーーーーーッ!!!


白鷹越え、白川沿いと、荷物を積んでの登り坂はきつかった。しかし、ペダルを漕ぎ続ければ少しずつでも前に進む。当たり前のことなのだけど、目的地にたどり着くと素直に感激する。
まだ小うるさいアブどもは僕の回りを飛び回っているけど、追い払う顔は笑っている。
どれ、ソロテントの初設営を済ませて、まずは温泉だ、そして、ビールの続きだ!

19:30 白川荘の温泉へ。
実は、加水、加温、ろ過・循環、塩素投入と悪の三拍子がそろった温泉なのだが、程度をわきまえた処理をしているせいか気にならない。70キロを走って悲鳴をあげそうな筋肉が、お湯の中でゆっくり解きほぐされていく。故障中のため水しか出ないシャワーも、体のアイシングにはちょうどいい具合だ。
ちょうど、どこかの大学生のグループといっしょになった。彼らも自転車でその辺を回っているようで、明日が最終日らしい。やたら騒がしいが、同じサイクリスト同士、ほほ笑ましくさえ感じられた。

お風呂上がりに缶ビールを3本買い、その場で1本を空ける。
小振りのソフトクーラーボックスを持参したので、残りの2本を入れテントへ。酔いもいい具合に回ってきた。
ドライフーズのキムチチャーハンをバーナーで調理し、ビールで流し込み、早々とシュラフの上に体を横たえる。テントのスクリーン越しに、月が見える。
テントの外に置いたガスランタンがいい雰囲気だったので、写真を撮ろうと思って…いるうちに…そのまま眠りに落ちていた。
 
 
■8月18日
【白川荘〜飯豊町〜長井市〜南陽市〜上山市〜山形市】
走行距離:約80キロ

6:45 起床。
昨夜の1時半頃に一度目が覚め、ランタンの灯を落としてから朝までぐっすりと眠ったせいか、気持ち良く目が覚めた。
さっそく外に出て、テント設営の状況を撮影。そのまま白川ダム湖畔の水際まで行って見ると、水面に靄がかかり幻想的だった。
夕べと全く同じメニューで(笑)朝食。こんな時はなんでもおいしい♪ご飯を肴に朝からビールでも…と思ったのだが、さすがにやめておいた。

8:50 白川荘出発。
昨日の昼前の出発と違い、今日は朝から走れるとあって、テントのボトムシートを乾かしながらのんびり撤収。空気が心地よい。
テント設営場所に隣接したグラウンドでは、手ノ子地区のゲートボール大会が華々しく開催されるらしく、対戦カードを決める抽選会に続き、オープンニングセレモニー(といっても地区の関係者の挨拶や選手宣誓ぐらいだが)が始まっていた。

今日は1日目とルートを変え、13回りで帰る計画だ。昨日はコンビニでの食事で終わってしまったので、どこかでラーメンを食べたい…。

9:50 道の駅飯豊到着。
白川荘から多少の登り坂はあるものの、快調に距離を伸ばし、1時間経たずに道の駅へ。甘味と酸味がほしく、オレンジシャーベットのジェラートを食べる。うまっ♪

11:40 南陽・赤湯到着。
道の駅飯豊から赤湯までの113は単調で、思った以上に距離があった。意外にばてる。道端で何度か休憩を取る。赤湯着が昼近い時間だったため、どこかでラーメンをと店を物色しながら走る。
途中、龍上海本店の前を通るが、すでに開店を待つ行列ができていた。相変わらず人気なんだねぇと冷ややかに眺めつつ素通り(笑)。まもなく13に出るちょっと手前、ふと左の路地を見ると「満月」という暖簾を発見。迷わずその店に入る。
いやいや、おいしい中華そばだった。スープも麺も申し分なし。(別エントリーで詳しく書きますね)

14:10 コンビニとうかい帰着!
復路の唯一の難所と思われた鳥上坂も、昨日の白鷹越えに比べたら、屁でもなく(辛かったけど)、あとはひたすらペダルを漕ぎ続ける。上山バイパスが出来たために旧道化し、閑散とした道が心地よかった。
コンビニとうかいで、簡単な報告をしながら、缶ビールをプシュー♪

んー、これで完全燃焼でっす。

   

  

   

  

   

  

【吹浦西浜〜八森ゆりんこ温泉〜松山軒〜山形】

昨夜から激しい雨が降り続いている。
キャンプ場内の一部には子どもの膝上ぐらいまでのプールが出来ていて、水遊びしている(笑)
一晩寝て、けっこう元気なので走って帰ろうと思ったけど、こりゃ無理、無理。

11:00 朝飯食べたら即撤収して帰路につく。
ちょうどテントをたたむ頃になって雨が一時上がる。「今だ!」とばかりに急いで撤収作業を開始。そそくさと西浜を後にした。

12:00 八幡町、八森ゆりんこ温泉着。
いやー、がっかり。かつては油臭がするいい温泉だったのに、浴場に入るとカルキ臭さが漂ってくる。完全ろ過、循環、塩素投入で、すっかり死んだ温泉になっている。
温泉の色は昔のままなので、あれ、どうやっているんだろう?色素だけを残すろ過方法もあるんだろうね。

13:00 以前から庄内ブログ隊でもエントリーされていた松山町の「松山軒」へ。
僕らが注文したら(ラーメン他12杯)、もう今日の営業はおしまいに(笑)少し後からやってきたノーテンキなカップルが、知らずに店の中に入り、水を飲みながらメニューを選び、おばちゃんに注文しようとしたんだけど、両手をクロスして“×”のポーズ付きで「全部おしまい!」と言われてました。ゴメンね。
それにしても、営業時間11:00〜14:00はすごいなー。

16:00 コンビニとうかい、帰着。
今年は距離が短く、思った以上に物足りなかったのと、雨にたたられたキャンプになってしまったけど、誰も怪我せずに無事に終了して何より!
海沿いの道はホント気持ち良かった♪次回はぜひ、村上からスタートして、海岸線を満喫してみたいぞぉ♪

   

【山形〜小国〜鼠ヶ関〜(自転車)〜吹浦西浜】 走行距離:約75キロ

早朝4:45 毎年ツーリンクの事務局を務めてくれるベニバーズチェーンのコンビニとうかいに集合。
それぞれのクルマに荷物の積み分けなどを行い、記念の集合写真撮影を済ませて、いざ出発。とりあえずの目標地点は、小国町にある同じベニバーズチェーンのコンビニ・オレンジさん。ここで朝食の予定。

6:30 オレンジさん、到着。
ここでは自家製パンコーナーもあり、焼き立てのパンで朝食♪
店の横にはうさぎが6匹も飼っていて、「あげるよ」とご主人。「どうしよう…」と娘。どうしようじゃありませんっ!(笑)

9:06 スタート地点の県境に着き、さっそく自転車をセッティング。
準備が整ったところで記念撮影をし、いざ出発!すぐ目の前の道の駅しゃりんまで、自転車の調子を見ながらテスト走行。
実はここで、ツーリングに参加するはずだった娘が体調不良のため、参加を断念。サポート隊でキャンプのみ参加予定だった息子の幼なじみ兼同級生Sくんが、急遽走ることに。
これで、最終自転車組は、僕と、Yくん、Mくん、Sくん、息子の高校生たち、計5台。

9:21 温海の道の駅しゃりん到着。
まだ自転車に慣れないらしい。ま、若いし、すぐになんとかなるでしょう(笑)オジサンはここまで、気持ちが昂ぶっているせいか、先を考えないハイペース。息子から注意される(笑)

10:32 由良海岸到着。
三瀬から由良に向かう登り坂をクリアし、海岸に向かって左折した後の下り坂の気持ちの良いこと♪高校生たちに負けずに嬌声をあげて一気に海岸線まですっ飛ばす。
海水浴場で、記念の(証拠の?)撮影。「泳ぎて〜!」「腹減った〜!」と高校生たち。先は長いぞ、若者よ!

10:59 加茂水族館前で記念撮影。
実は売店で小腹を満たそうと思ったのだが、入館料払って中に入らないと売店に行けない…エサ支給は湯野浜だな。

11:20 湯野浜ロータリーにある足湯到着。
目の前にしぶーいラーメン屋「昭ちゃん」なる店を発見。発見というより、否が応でも目に入る。なんか怪しさプンプンだったものの、「ここで食べるか?」の問いに、「おぉ〜!」と盛り上げる若さに負けました。
味は…おっと、先を急がねば!(笑)

12:00 湯野浜を過ぎたらシーサイドとお別れ。
浜中の防砂林の道をひた走る。ただ黙々と漕いでいるだけなので、飽きる、疲れる。若者たちもここが一番辛かったようだ。

12:40 出羽大橋を越える。
ここで西浜から戻ってきたサポート隊の撮影班と合流。北港を目差す。しばらく北港内をウロウロし、112号線から7号線へ抜ける。西浜までもうわずか、一直線のおけさおばこラインを残すのみだ。

14:20 西浜海岸、到着!
キャンプ場に着くとすでにサポート隊により、テントサイトは出来上がっている。さっそくビールをプシュ〜!この後は、あぽん西浜で汗をさっぱりと流して、飲み食いのみ(笑)
あ、そうそう、あぽん西浜に露天風呂ができてました♪

夜、道の駅「鳥海」で仕入れた岩ガキを、「もういらない」ってぐらい(笑)食べ尽くしたところで、激しい雨に見舞われる…が、アウトドアに悪天候はつきもの。
久しぶりのキャンプなのと1泊だけということもあり、雨対策が甘かったのだけど、それはそれで楽しいもんです。
*タープ一部倒壊、テント一張床上浸水あり(笑)

    

【自転車4台・キャンプ道具積み込み〜その他前準備】

前日午後から、荷造りを開始。出発予定地点の新潟〜山形県境まではクルマで移動のため、カーゴルームに4台分の自転車を積み込まなければならない。
1台は折り畳みロード車なので、すんなり。続いて、僕の自転車を前輪のみ外して中へ。問題はあと2台。どちらもクイックリリース付きのMTBなので、前・後輪とも外してしまう。でないと入りそうもない。苦労の末、やっとこ4台を積載完了。
その他、最近はめったに使わなくなってしまったキャンプ道具のうち、最低限必要なものだけをメンテしつつ積み込んだ。
自転車に積んで走る雨具や救急のための薬関係、簡単な修理道具をチェックし、フロントバッグ、サイドバッグに分けて収納後、これもクルマに。
あとはキャンプ場に着いてからの着替えや温泉道具など。これはずっとクルマに積んでおくのでテキトー(笑)

さて、いよいよ明朝出発!

川に出るのは実に3年ぶりぐらいでしょうか。
北海道に足が遠のいてから、すっかりご無沙汰でした。

今回は取材で知り合えた「出羽ノ国漂流隊」の方にお誘いを受け、
長井水まつりのプレイベントに参加させていただきました。

山形県人として生まれたからには、母なる川最上川に
一度でいいからフネを浮かべてみたい!
…という念願がついにかなう記念すべき日です。

乗艇場所は、最上川ビューポイントのひとつにもなっている、
白川と最上川の合流地点で、
ここから、桜堤のある長井橋下の水まつり会場まで。

残念ながら水量が少なく、ほとんど静水状態でしたが、
久しぶりのカヌーだったので、逆にのんびりできて実に楽しかった♪
流れが激しかったら、きっとついて行けなくて、
みなさんの足手まといになったかも(笑)

それにしてもカヌーはいいです。
岸からは決して見られない川がそこにある。
川は生きてるなと実感出来ます。
(死んでる場合も実感出来るでしょうけど 笑)

僕のカヌーは「グモテックス/ヘリオス」といって、
インフレータブル(空気で膨らます)カヌー。
要はゴムボートなんですが、
これが直進性能のかけらもないカヌーで(笑)

収納する時は空気を抜いて畳むだけなので、
収納性は抜群…とは言え、みなさんのカヌーを見ていると、
やっぱり欲しくなっちゃいますね。

漂流隊のみなさん!今日は本当にお世話になりました!
また機会があれば、ぜひ誘ってくださいね〜!
 
 

  

*左:僕と同じ初参加のエビさん艇を積むテモヤン副隊長
 中:待ち合わせ場所(上陸場所)の長井橋に車を置き、乗艇場所へ移動
 右:空気を入れる前のグモテックス/ヘリオス。3年ぶりに見た(笑)

  

*左:でかい足踏みポンプでエッチラオッチラ♪
 中:はい、完成です。ここまで約15分
 右:nagaokaです(笑)これからの川下りへの期待に思わず笑みが

  

*左:乗艇の前の出発式。一番右が長井市長さんです
 中:テモヤンさんの逞しいお背中♪(笑)これが「漂流隊」のロゴマークだっ!
 右:同じくテモヤン副隊長。愛艇と

  

*左:乗艇前に全員揃っての記念撮影
 中:いよいよ川下りスタート。総勢20数名が次々と川に繰り出します
 右:漂流隊タイチョーの勇姿。シットオンタイプのカヌーがカッチョイイ♪

  

*左:船上のテモヤン副隊長。逆光ですが笑顔がステキ(笑)
 中:初参加エビさんも決まってます!愛艇はアルフェックのアリュート430T
 右:グモの前でだらける息子(笑)この後彼は川へ飛び込んで遊んでました

 

*左:竹を編んだ手づくりイカダも参加
 右:上陸間近の水路。水深がなくほとんどライニングダウン

-->

西浜から帰って、翌々日。
どうも物足りない…僕の夏はこれで終わっていいのか…。
この不完全燃焼をなんとかしたい。

というわけで、かねてから夢見ていた、
テントやシュラフなどのキャンプ道具一式を自転車に積んでの
ソロツーリングを敢行することにした。

そのためにテントも、サイドバッグも左右セットで買ってある。
他のキャンプ道具はあるもので代用できるだろう。

一番の心配は荷物を積んでの山越え。
荷物を積んで走るのも、山を越えるのも初めてなのだ。
二重の無謀を支えるほどの若さも体力もない(笑)

…なんて不安がっているのに、準備はすっかり整ってしまったのだった。


 

■8月17日
【山形市〜<348>〜白鷹町〜<287>〜長井市〜[10]〜飯豊町〜<113>[4]〜白川荘】
走行距離:約75キロ

11:30 コンビニとうかい出発。
昼前なのでサンドイッチとコーヒーで軽く食事を取り、いよいよ単独行スタート。
装備はフロントバッグとサイドバッグ×2。サイドバッグの中には、テント・シュラフ、バーナー、ランタン、着替え、救急用品、工具類を詰め込んだ。(後で計ったら合わせて12キロあった)
こういった重装備で街中を走るのはちょっと気恥ずかしい。昼前の出発ということもあって、先へ先へと気持ちは焦る。

12:30 ごま蔵前通過(というか休憩)。
348を小滝峠に向かって登り始めてすぐに帰りたくなる。完全に脚力不足。ここまで来るのに息も絶え絶え、すでに出発から1時間も経過している。
お先真っ暗状態で、ごま蔵を眺めながらもう何度目かになる休憩。

13:30 境小滝トンネル前到着。
「おまえはもう死んでいる…」。ごま蔵からたったわずかの距離なのに、所要時間1時間!歩く方が早いかも…。
動悸を鎮めるためと、体をクールダウンさせるために、このトンネル内だけは自転車を引いて歩いた。そうしないときっと持たなかったと思う。

13:50 白鷹トンネル前到着。
「あの世からこんにちは…」(笑)このトンネルを過ぎれば、あとは下りだ!!!などとその時は考える余裕もなく、ここは走っていくぞ、という決意のみ…。

14:00 ついに峠越え。
いや〜〜〜っ、辛かった。感無量!
人生の下り坂はいやだが、自転車での下りはサイコーっす。最高時速60キロを記録(笑)

15:11 長井橋到着。
白鷹から長井までって、こんなに時間がかかるとは思わなかった。クルマだとあっという間なのに、意外と長く単調な道で精神的にくたびれる。
すでに陽は傾き始めている。どこかで優雅に遅い昼飯でもと思うが、ここは我慢。287から県道10に入る角のローソンで、おにぎりとカップヌードルを腹に詰め込み、先を急ぐことにした。

16:54 フラワー長井線。
スウィングガールズでもお馴染の、フラワー長井線を越える。飯豊町はもうすぐそこだ。
太陽はもうすっかり夕暮れの斜光。

17:48 白川ダム到着。
県道10から手ノ子で一度113に出て、またすぐに白川沿いの県道4に入る。きつい登り坂の他に、もう一つの強敵が待ち受けていた。
それは…

アブの襲撃!(>_<;)

 
こいつら、快調に飛ばしてる時は全く挨拶にも来ないくせに、登り坂がきつくなり、スピードが時速5キロぐらいに落ちて人が歩く程度になると、ブンブン取り巻いて噛んでくる。
登り坂でゼエゼエ必死こいてるため、ハンドルから手を離して追い払う余裕も余力もない時に限ってだ…クソッ!かなりの精神的なダメージだったな、これは。
全く、弱り目にたたり目、泣きっ面にアブである。

ところで、今日のディナー(笑)と明日の朝食の食材を、どこか最終のコンビニで仕入れるつもりだったのだが、その「最終」を逃してしまった。
白川沿いの県道10に入ってから、小さな酒屋兼食料品店に寄ってみたのだが、収穫なし。しかたなく魚肉ソーセージとウイスキーの水割り缶だけ購入。冷えたビールは白川荘にあるだろう。それさえあれば、何もいらない(笑)

18:25 ついに白川荘、到着。
白川荘の受付カウンターでキャンプの申し込み。「自転車で一人」と言うと、少しおまけしてくれた。受付と同時に缶ビールを一缶購入し、一気に流し込む。

キィーーーーーーッ、
クゥーーーーーーーーーーーーーーッ!!!


白鷹越え、白川沿いと、荷物を積んでの登り坂はきつかった。しかし、ペダルを漕ぎ続ければ少しずつでも前に進む。当たり前のことなのだけど、目的地にたどり着くと素直に感激する。
まだ小うるさいアブどもは僕の回りを飛び回っているけど、追い払う顔は笑っている。
どれ、ソロテントの初設営を済ませて、まずは温泉だ、そして、ビールの続きだ!

19:30 白川荘の温泉へ。
実は、加水、加温、ろ過・循環、塩素投入と悪の三拍子がそろった温泉なのだが、程度をわきまえた処理をしているせいか気にならない。70キロを走って悲鳴をあげそうな筋肉が、お湯の中でゆっくり解きほぐされていく。故障中のため水しか出ないシャワーも、体のアイシングにはちょうどいい具合だ。
ちょうど、どこかの大学生のグループといっしょになった。彼らも自転車でその辺を回っているようで、明日が最終日らしい。やたら騒がしいが、同じサイクリスト同士、ほほ笑ましくさえ感じられた。

お風呂上がりに缶ビールを3本買い、その場で1本を空ける。
小振りのソフトクーラーボックスを持参したので、残りの2本を入れテントへ。酔いもいい具合に回ってきた。
ドライフーズのキムチチャーハンをバーナーで調理し、ビールで流し込み、早々とシュラフの上に体を横たえる。テントのスクリーン越しに、月が見える。
テントの外に置いたガスランタンがいい雰囲気だったので、写真を撮ろうと思って…いるうちに…そのまま眠りに落ちていた。
 
 
■8月18日
【白川荘〜飯豊町〜長井市〜南陽市〜上山市〜山形市】
走行距離:約80キロ

6:45 起床。
昨夜の1時半頃に一度目が覚め、ランタンの灯を落としてから朝までぐっすりと眠ったせいか、気持ち良く目が覚めた。
さっそく外に出て、テント設営の状況を撮影。そのまま白川ダム湖畔の水際まで行って見ると、水面に靄がかかり幻想的だった。
夕べと全く同じメニューで(笑)朝食。こんな時はなんでもおいしい♪ご飯を肴に朝からビールでも…と思ったのだが、さすがにやめておいた。

8:50 白川荘出発。
昨日の昼前の出発と違い、今日は朝から走れるとあって、テントのボトムシートを乾かしながらのんびり撤収。空気が心地よい。
テント設営場所に隣接したグラウンドでは、手ノ子地区のゲートボール大会が華々しく開催されるらしく、対戦カードを決める抽選会に続き、オープンニングセレモニー(といっても地区の関係者の挨拶や選手宣誓ぐらいだが)が始まっていた。

今日は1日目とルートを変え、13回りで帰る計画だ。昨日はコンビニでの食事で終わってしまったので、どこかでラーメンを食べたい…。

9:50 道の駅飯豊到着。
白川荘から多少の登り坂はあるものの、快調に距離を伸ばし、1時間経たずに道の駅へ。甘味と酸味がほしく、オレンジシャーベットのジェラートを食べる。うまっ♪

11:40 南陽・赤湯到着。
道の駅飯豊から赤湯までの113は単調で、思った以上に距離があった。意外にばてる。道端で何度か休憩を取る。赤湯着が昼近い時間だったため、どこかでラーメンをと店を物色しながら走る。
途中、龍上海本店の前を通るが、すでに開店を待つ行列ができていた。相変わらず人気なんだねぇと冷ややかに眺めつつ素通り(笑)。まもなく13に出るちょっと手前、ふと左の路地を見ると「満月」という暖簾を発見。迷わずその店に入る。
いやいや、おいしい中華そばだった。スープも麺も申し分なし。(別エントリーで詳しく書きますね)

14:10 コンビニとうかい帰着!
復路の唯一の難所と思われた鳥上坂も、昨日の白鷹越えに比べたら、屁でもなく(辛かったけど)、あとはひたすらペダルを漕ぎ続ける。上山バイパスが出来たために旧道化し、閑散とした道が心地よかった。
コンビニとうかいで、簡単な報告をしながら、缶ビールをプシュー♪

んー、これで完全燃焼でっす。

   

  

   

  

   

  

【吹浦西浜〜八森ゆりんこ温泉〜松山軒〜山形】

昨夜から激しい雨が降り続いている。
キャンプ場内の一部には子どもの膝上ぐらいまでのプールが出来ていて、水遊びしている(笑)
一晩寝て、けっこう元気なので走って帰ろうと思ったけど、こりゃ無理、無理。

11:00 朝飯食べたら即撤収して帰路につく。
ちょうどテントをたたむ頃になって雨が一時上がる。「今だ!」とばかりに急いで撤収作業を開始。そそくさと西浜を後にした。

12:00 八幡町、八森ゆりんこ温泉着。
いやー、がっかり。かつては油臭がするいい温泉だったのに、浴場に入るとカルキ臭さが漂ってくる。完全ろ過、循環、塩素投入で、すっかり死んだ温泉になっている。
温泉の色は昔のままなので、あれ、どうやっているんだろう?色素だけを残すろ過方法もあるんだろうね。

13:00 以前から庄内ブログ隊でもエントリーされていた松山町の「松山軒」へ。
僕らが注文したら(ラーメン他12杯)、もう今日の営業はおしまいに(笑)少し後からやってきたノーテンキなカップルが、知らずに店の中に入り、水を飲みながらメニューを選び、おばちゃんに注文しようとしたんだけど、両手をクロスして“×”のポーズ付きで「全部おしまい!」と言われてました。ゴメンね。
それにしても、営業時間11:00〜14:00はすごいなー。

16:00 コンビニとうかい、帰着。
今年は距離が短く、思った以上に物足りなかったのと、雨にたたられたキャンプになってしまったけど、誰も怪我せずに無事に終了して何より!
海沿いの道はホント気持ち良かった♪次回はぜひ、村上からスタートして、海岸線を満喫してみたいぞぉ♪

   

【山形〜小国〜鼠ヶ関〜(自転車)〜吹浦西浜】 走行距離:約75キロ

早朝4:45 毎年ツーリンクの事務局を務めてくれるベニバーズチェーンのコンビニとうかいに集合。
それぞれのクルマに荷物の積み分けなどを行い、記念の集合写真撮影を済ませて、いざ出発。とりあえずの目標地点は、小国町にある同じベニバーズチェーンのコンビニ・オレンジさん。ここで朝食の予定。

6:30 オレンジさん、到着。
ここでは自家製パンコーナーもあり、焼き立てのパンで朝食♪
店の横にはうさぎが6匹も飼っていて、「あげるよ」とご主人。「どうしよう…」と娘。どうしようじゃありませんっ!(笑)

9:06 スタート地点の県境に着き、さっそく自転車をセッティング。
準備が整ったところで記念撮影をし、いざ出発!すぐ目の前の道の駅しゃりんまで、自転車の調子を見ながらテスト走行。
実はここで、ツーリングに参加するはずだった娘が体調不良のため、参加を断念。サポート隊でキャンプのみ参加予定だった息子の幼なじみ兼同級生Sくんが、急遽走ることに。
これで、最終自転車組は、僕と、Yくん、Mくん、Sくん、息子の高校生たち、計5台。

9:21 温海の道の駅しゃりん到着。
まだ自転車に慣れないらしい。ま、若いし、すぐになんとかなるでしょう(笑)オジサンはここまで、気持ちが昂ぶっているせいか、先を考えないハイペース。息子から注意される(笑)

10:32 由良海岸到着。
三瀬から由良に向かう登り坂をクリアし、海岸に向かって左折した後の下り坂の気持ちの良いこと♪高校生たちに負けずに嬌声をあげて一気に海岸線まですっ飛ばす。
海水浴場で、記念の(証拠の?)撮影。「泳ぎて〜!」「腹減った〜!」と高校生たち。先は長いぞ、若者よ!

10:59 加茂水族館前で記念撮影。
実は売店で小腹を満たそうと思ったのだが、入館料払って中に入らないと売店に行けない…エサ支給は湯野浜だな。

11:20 湯野浜ロータリーにある足湯到着。
目の前にしぶーいラーメン屋「昭ちゃん」なる店を発見。発見というより、否が応でも目に入る。なんか怪しさプンプンだったものの、「ここで食べるか?」の問いに、「おぉ〜!」と盛り上げる若さに負けました。
味は…おっと、先を急がねば!(笑)

12:00 湯野浜を過ぎたらシーサイドとお別れ。
浜中の防砂林の道をひた走る。ただ黙々と漕いでいるだけなので、飽きる、疲れる。若者たちもここが一番辛かったようだ。

12:40 出羽大橋を越える。
ここで西浜から戻ってきたサポート隊の撮影班と合流。北港を目差す。しばらく北港内をウロウロし、112号線から7号線へ抜ける。西浜までもうわずか、一直線のおけさおばこラインを残すのみだ。

14:20 西浜海岸、到着!
キャンプ場に着くとすでにサポート隊により、テントサイトは出来上がっている。さっそくビールをプシュ〜!この後は、あぽん西浜で汗をさっぱりと流して、飲み食いのみ(笑)
あ、そうそう、あぽん西浜に露天風呂ができてました♪

夜、道の駅「鳥海」で仕入れた岩ガキを、「もういらない」ってぐらい(笑)食べ尽くしたところで、激しい雨に見舞われる…が、アウトドアに悪天候はつきもの。
久しぶりのキャンプなのと1泊だけということもあり、雨対策が甘かったのだけど、それはそれで楽しいもんです。
*タープ一部倒壊、テント一張床上浸水あり(笑)

    

【自転車4台・キャンプ道具積み込み〜その他前準備】

前日午後から、荷造りを開始。出発予定地点の新潟〜山形県境まではクルマで移動のため、カーゴルームに4台分の自転車を積み込まなければならない。
1台は折り畳みロード車なので、すんなり。続いて、僕の自転車を前輪のみ外して中へ。問題はあと2台。どちらもクイックリリース付きのMTBなので、前・後輪とも外してしまう。でないと入りそうもない。苦労の末、やっとこ4台を積載完了。
その他、最近はめったに使わなくなってしまったキャンプ道具のうち、最低限必要なものだけをメンテしつつ積み込んだ。
自転車に積んで走る雨具や救急のための薬関係、簡単な修理道具をチェックし、フロントバッグ、サイドバッグに分けて収納後、これもクルマに。
あとはキャンプ場に着いてからの着替えや温泉道具など。これはずっとクルマに積んでおくのでテキトー(笑)

さて、いよいよ明朝出発!

川に出るのは実に3年ぶりぐらいでしょうか。
北海道に足が遠のいてから、すっかりご無沙汰でした。

今回は取材で知り合えた「出羽ノ国漂流隊」の方にお誘いを受け、
長井水まつりのプレイベントに参加させていただきました。

山形県人として生まれたからには、母なる川最上川に
一度でいいからフネを浮かべてみたい!
…という念願がついにかなう記念すべき日です。

乗艇場所は、最上川ビューポイントのひとつにもなっている、
白川と最上川の合流地点で、
ここから、桜堤のある長井橋下の水まつり会場まで。

残念ながら水量が少なく、ほとんど静水状態でしたが、
久しぶりのカヌーだったので、逆にのんびりできて実に楽しかった♪
流れが激しかったら、きっとついて行けなくて、
みなさんの足手まといになったかも(笑)

それにしてもカヌーはいいです。
岸からは決して見られない川がそこにある。
川は生きてるなと実感出来ます。
(死んでる場合も実感出来るでしょうけど 笑)

僕のカヌーは「グモテックス/ヘリオス」といって、
インフレータブル(空気で膨らます)カヌー。
要はゴムボートなんですが、
これが直進性能のかけらもないカヌーで(笑)

収納する時は空気を抜いて畳むだけなので、
収納性は抜群…とは言え、みなさんのカヌーを見ていると、
やっぱり欲しくなっちゃいますね。

漂流隊のみなさん!今日は本当にお世話になりました!
また機会があれば、ぜひ誘ってくださいね〜!
 
 

  

*左:僕と同じ初参加のエビさん艇を積むテモヤン副隊長
 中:待ち合わせ場所(上陸場所)の長井橋に車を置き、乗艇場所へ移動
 右:空気を入れる前のグモテックス/ヘリオス。3年ぶりに見た(笑)

  

*左:でかい足踏みポンプでエッチラオッチラ♪
 中:はい、完成です。ここまで約15分
 右:nagaokaです(笑)これからの川下りへの期待に思わず笑みが

  

*左:乗艇の前の出発式。一番右が長井市長さんです
 中:テモヤンさんの逞しいお背中♪(笑)これが「漂流隊」のロゴマークだっ!
 右:同じくテモヤン副隊長。愛艇と

  

*左:乗艇前に全員揃っての記念撮影
 中:いよいよ川下りスタート。総勢20数名が次々と川に繰り出します
 右:漂流隊タイチョーの勇姿。シットオンタイプのカヌーがカッチョイイ♪

  

*左:船上のテモヤン副隊長。逆光ですが笑顔がステキ(笑)
 中:初参加エビさんも決まってます!愛艇はアルフェックのアリュート430T
 右:グモの前でだらける息子(笑)この後彼は川へ飛び込んで遊んでました

 

*左:竹を編んだ手づくりイカダも参加
 右:上陸間近の水路。水深がなくほとんどライニングダウン