本格着工前の三者会議
《七日町リフォーム》
鉄骨と外壁を除き、解体されて「がらんどう」になった七日町の家。
1階から3階の天井まで、今しか見通せない気持ちのいい大空間が広がる。
すでに2階の一部は根太が張られ床の下地ができていた。
この日は本格的な着工に入る前の、施主・設計担当・施工担当が顔を合わせての三者会議。
施工に関する専門的な内容はお任せだが、施主の仕事は…
■各種工事ごとの工期と全体スケジュールの確認・了承
■電気工事、具体的には照明やコンセントの位置の確認
■造作する収納部分の棚割り
■その他
…である。
瀬野さん、金内さんの設計組、施工担当の升川建設豊嶋さんが到着し、まずは現場会議からスタート。
ここは素人が入り込む余地のない専門的な打ち合わせ。
僕はその間、ただただ、3階屋根の勾配をうっとりと眺めていた。
旧表玄関。
この玄関および玄関ホールをなくしてしまい、義母の寝室にしたらどうだろう?というアイデアが浮かんだ瞬間から、今回のリフォームが現実味を帯び、計画が始動したと言っていい。
手前にだけあるコンクリートの三和土は「ベタ基礎」とかじゃなく、新築当初ガレージだった名残り。
解体前は床を敷き、応接室にリフォームされていた。
場所を、升川建設ハウス事業部に移し、図面会議。
こちらは、施主の出番がいっぱい♪
打ち合わせの内容は先に書いた通りだが、いやはや楽しい。
さんざん他人の家は見たり撮ったり書いたりしてきたものの、家(つまり新しい暮らし)が出来上がっていく過程に関わるのが、こんなに楽しいとは思わなかった。
最後に無理難題の要望を。
以前のエントリーにもちらっと書いたこと言っちゃいました。
「3階の屋根勾配を活かして、鉄骨梁表しにしたい!」
小屋束の木材が貧相過ぎることや、天井化粧材に予定しているOSBを、屋根勾配天井に沿ってどう張るかなど課題も多く結論は出なかったのだが、あのキレイな鉄骨と開放的な空間を見ちゃったら、「どーかひとつ!」とお願いするしかない。
さてさて。