金山杉


《七日町リフォーム》

瀬野さん、金内さん、豊嶋さんと定例現場会議。
2月に入り、金山杉のフローリング材が納入されていた。
美しい木目、頬ずりしたくなるサラリとした木肌。

建築費圧縮のために一度は15mm厚になりかけたが、なんとか30mm厚の当初プラン通りに。
使ってみたかったシナ合板を壁材に、同じくOSBを天井材にしてもらったが、直接カラダ(足裏)に触れる床だけは無垢材、しかも県産材にしようと決めていた。
県産杉材は各地にあるものの、仕事でも縁が深く、山形県を代表する金山町の杉材をぜひとお願いした。

提供してもらった金山町森林組合の参事は「杉」井さんという。
ウソのようなホントの話。
北海道のご出身で、林業や木工家具づくりにも深く関わるその人生は、杉の町に終着した。
初めて会ってすぐにファンになる、そんな人だ。
七日町リフォームのフローリング材も、きっと、頑張って選んでいただいたのだと思う。
滑らかで温もりのある無垢板に、ニカッと笑う杉井さんの笑顔が浮かんだ。



3階天井には、木質ボードOSBが張られた。
そもそもは構造材。
独特な見た目が面白く、仕上げ材として見せる使われ方も多くなった。
実際はもう少し色が濃くファクトリーっぽいのを、表面にサンダーがけすることで、明るく少し上品になった。
壁にするにはちょっとウルサ過ぎると思って天井材にしてもらったのだが、大正解。
鉄骨と屋根を支える小屋束は白くペイントする予定なので、非住宅なイメージはさらに減るだろう。
ちょっと残念な気持ちもなくはないのだけれど(笑)

#DP1M + GW-3 #DP3M