RS-mini オールナイト燃焼ルポ
さいかい産業の日本一小さなペレットストーブ「RS-mini」。
ペレットダイヤルの位置ごとの、ペレット投入量を実測した結果を踏まえ、就寝前に消さずにオールナイトで焚き続けてみることに。起床後あわてて部屋を暖めるために「強・最強」にするよりも、夜中「最弱」にしておく方が省ペレットになることが分かったし、前者だと出かけるころにようやくほんのりする程度だった。
そこでさっそく実践。
以下は、約1週間経過してのリポート。
■結果 その1
朝、暖かい!(正確には、寒くない!)
最弱なので、チロチロとほぼ熾火状態を繰り返している程度でしかないなのに、RS-miniのあるリビングはもちろん、オープン階段で繋がる3階も、朝起きるとほんわか。冷え込んだ朝も冷え冷えとしていない。
実験中、最も冷え込んだ日の各温度。
・計測時間:夜中の2時半
・外気:ー4℃
・2階リビング:15℃/3階寝室14℃(2ー3階通気スリット閉じ)
少し暖かかった日の各温度。
・計測時間:朝5時半
・外気:3℃
・2階リビング:17℃/3階寝室15℃(2ー3階通気スリット閉じ)
■結果 その2
ペレットの消費量は、実測して予想した通り、就寝時(約5〜6時間)消しているのと全く変わらず。むしろ、朝起きてから出かけるまでの2時間程度を「最強」で焚くよりも、間違いなく省ペレットになっている。
■結果 その3
ペレット投入量を最弱のギリギリまで抑えるには、空気量も合わせて絞らなければならない。
なせなら、空気量を増やせば「どんどん燃える」わけで、最小限に投入量を絞ると、ペレット供給が間に合わず燃え尽きてしまうとのこと。もしそうなっても、火の消えた燃焼ポケットにポロポロと落ちるペレットが貯まるだけだから、危険はないんだけどね。
そんなわけで、ご覧の通り、朝起きるとガラスパネルは煤で真っ黒け。
排気モーターは回りっぱなしなので、不完全燃焼しても室外に排気されるから心配はしてない。ガラスが真っ黒になっても、ペレットが節約できるなら、掃除の手間暇も楽しいというもの♪
ペレットダイヤル「最弱」だと、炎はもうこんな感じ。
これでもストーブの表面は暖かい。サーモガンで計測してみた最弱時のストーブ温度は…
・ガラスパネル:78.5℃
・フロントパネル/扉のすぐ上:90℃
・天板:75.5℃
天板の端に乗せたコーヒーポットは、いつでも飲めるぐらいの熱さをキープしている。
■結果 その4
ところが!ある朝!
ガラスパネルを見てみると、ほらほら!煤けてない!
上の写真と比べると一目瞭然、向こうが透けて見えるのですよ。
実は、少しでも煤が出ないように、空気量をほんの少し多めにしてみたのでした。ホントに、ほ〜んの少し。超微妙です。
その設定が↓
ペレットダイヤルは、「最弱」=「小」の位置(真横)よりわずかに強く、給気レバーは45度よりわずかに「大」へ。
これぐらいだと誤差程度なんだけど、明らかに違う。
「明らかに違う?」
ここで実は、煤けなくなった別の可能性も。
ペレット変わったんです!
同じペレットマンさんのペレットなんだけど、ちょうど小国ペレットマンさんから配達してもらったペレットに切り替わったんです。これってあり得る?どうなんでしょう?
■結果 その5
いずれにしても、最弱燃焼だと、ポケットの中ではほとんど熾火状態になったりチロチロ燃えたりの繰り返しのため、排気パイプからは時々、写真のように着火時同様の黒い煙が出る。
街中とはいえ、道路側で常時風が吹いているので、隣近所の迷惑にはなっていない模様。まぁ良しとしよう。
以上、RS-mini オールナイト燃焼ルポおわり。
ペレットストーブを設置したい、RS-miniってどうよ?同じRS-miniだけどどんな風に使ってる?なんて方の参考になれば!
また気付いたことがあればリポートします!