置賜三十三観音巡礼 自転車旅 - 5

【4日目(Part2 2日目)】
米沢窪田水辺の楽校〜番外 亀岡文殊堂〜二十八番 宮崎観音〜十八番 漆山新山観音〜三十番 長谷観音〜山形(コンビニとうかい)





7月16日。
昨夜はBBQ途中で寝落ちし、
けんちゃん、つんちゃんに世話をかけるも、またすぐ爆睡。
おかげで4時半過ぎくらいからモゾモゾ。
さらに3度寝して結局ちゃんと起きたのは7時頃だった。
今回のテントはMSRハバ。
インナーが全面スクリーンなので、虫除け&暑さ対策にぴったし♪
前室もたっぷりなので、荷物置き場に困らないし、
たとえ雨が降っても余裕で調理できる。

日が出てきましたねー。置賜三十三観音自転車巡礼はあと5札所、今日は4つ回って帰ります。 片付けながらコーヒータイム♪ みゆきつんのツイート見て、ケンちゃんがおにぎり買ってきてくれた!

水辺の楽校近くに住むミユキさんから、
朝食におにぎりの差し入れがあるはずだったのだが、
「炊飯器にご飯なーい!」というTweetが...。
それを見ていたけんちゃんが、あわててコンビニから
おにぎり&みそ汁を買ってきてくれた。
さすが、とうかいサイクリングチームサポート隊置賜分隊長!
感謝!

それからほどなくして、当のミユキさんが、息子さんを連れて陣中見舞いに。
コーヒーと漬物と賞味期限のアヤシイ菓子パンという差し入れ。
こちらも、さすがという他ない。確か同じB型だったよね(笑)

8:30。
応援部隊に温かく見送られ、2日目(トータル4日目)の巡礼に出発。


置賜三十三観音霊場 番外 大聖寺 亀岡文殊観音堂

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山門、駐車場までの坂道を登ったあとは、石段が待っている。
けっこうキツくて汗だらだら。
観音堂の左右には西国三十三観音が分霊されているので、
お参りすればそちらも同時にクリア?
それと縁結び観音でもあるようで。

亀岡文殊に着く頃にはすでに陽射しが痛いほど。
晴れ渡った空が気持ちいいが、水分を多めに取るよう心がける。
ここから先の道は、置賜盆地のど真ん中を走る田んぼ道。
アップダウンが全くなく快適、快調。
ノーンビリと旅気分を満喫する。
 
 
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置賜三十三観音霊場 第二十八番札所 日祥山 綱正寺(宮崎観音)

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陰影の深さで、陽射しの強さが分かるだろう。
参道の紫陽花もどことなく元気がない。
すぐ近くにある御朱印所の綱正寺におじゃますると、
奥様が応対してくれ、冷たい麦茶をいただきながら、しばし歓談。
なんでも、昨年までは御朱印料の取り決めもなく、
各札所での対応もバラバラだったのだとか。
今年のご開帳に備えて皆で話し合い、統一の料金表を作ったり、
幟や案内板の整備設置をしたという。
「どれほどの人に来ていただけるか心配だったんですけどねぇ」
とおっしゃるが、いざ始まってみると、
ご開帳を待ちかねたように多くの方が巡礼に訪ねてくれているそうだ。

実際、GWに巡礼者に会ったのは3組ぐらいだったのだが、
夏になっての今回、いたるところで出くわした。
金札に4度ほど出会えたのもその証だろう。
 
 
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宮崎観音から漆山新山観音へ向かう道も最高。
青い空に白い雲。そして自転車も、
僕を行きたい場所に運んでくれる「白い觔斗雲」だ。
 
 
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置賜三十三観音霊場 第十八番札所 鶴布山 珍蔵寺(漆山新山観音)

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漆山新山観音のある鶴布山珍蔵寺は、その名の通り、
「鶴の恩返し」の伝説が残るところ。
地名も「おりはた」と言い、近くにある「夕鶴の里」では、
語り部による物語を聞くこともできる。
参道下に自転車を置き、観音堂までかなり登らなければならないが、
鬱蒼と木々が繁り、高台ならではの涼風が心地よかった。
 
 
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置賜三十三観音霊場 第十八番札所 珠宮山 宝積房(長谷観音)

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今回の巡礼Part2のラスト。
11:30、着。
御朱印所は熊野神社の下、整備された石畳参道の途上にある。
そこから長谷観音までは、熊野神社右脇の細道を上る。
集落を一つやり過ごし、この道でホントにいいのかと不安になる
その先にある。

すでに昼近く。
いつもなら腹が減ってしかたのない時間帯にもかかわらず、
暑さのせいで全く食欲がない。
朝、ミユキさんからいただいた賞味期限切れ(ギリギリセーフ? 笑)の
ドーナッツを口に入れ、昼抜きで帰路に着くことにした。

みゆきつん @web_eye からいただいた賞味期限切れのドーナッツもぐもぐ(笑) 南陽市赤湯。これって自転車専用路?幅20cmありませんが。綱渡りかっ!

右の写真は南陽市赤湯。
水色の帯は自転車専用道路のつもりか...。
幅は約20cm、交通行政のおそまつさの象徴だね、これ。
ぜひ、地元の警察署長さんに走ってみてもらいたいもんだ。
はみ出さずに走れるのは、1本橋の上手な白バイ隊ぐらいじゃないかな。
 
 
猛暑、照りつける灼熱の太陽の下、
山形市に向けてひた走る。
置賜盆地からの道のりでシンドイのは鳥上坂ぐらい。
あとはほとんど「下り」と言ってもいい。
なので、脚力にはまだまだ余裕があるものの、
とにかく暑い、暑い、暑い。
熱中症はともかく、ハンガーノック(Hitting the wall)になると悪いので、
上山市内の蕎麦屋で無理やり中華ざるを流し入れる。

食欲ない...せめて中華ざる。

店を出るとちょうど、友人の髷ちゃんが追いかけてきてくれ、
瞬間冷却パックの差し入れ。これまたありがたい♪
ガツンとパンチをくらわして(あ、冷却剤にね 笑)、
冷え冷えになったやつを腰に入れ、再スタート。
残りわずかだ!
 
 
15:30。
コンビニとうかいに無事帰着。
着くなり水道で頭から水を浴びてクールダウン。
でないとしゃべる元気すらなかった。

2日間の総走行距離167km。
充実した、楽しい一人旅だった。
置賜三十三観音も満願まであと1札所を残すのみ。

夜の取材、明日に順延なったので、ビール飲む元気出てきました。乾杯〜♪

写真:一部を除きすべてSIGMA DP1x
 
 
置賜三十三観音巡礼 自転車旅 - 1
置賜三十三観音巡礼 自転車旅 - 2
置賜三十三観音巡礼 自転車旅 - 3
置賜三十三観音巡礼 自転車旅 - 4
置賜三十三観音巡礼 自転車旅 - 満願編
 
 
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