中華そば「門前つくも」
びっくりした。
こんなに美味しいっけ?
灯台下暗し。
ある店にフラれ、20何年ぶりぐらいで
自宅近くにある門前つくもへ。
店名の通り、両所宮の門前角にある老舗。
出羽三山詣でが盛んだった江戸時代から代々続く蕎麦屋...
かと思いきや、この場所での営業開始は昭和41年。
それ以前は双月に店をかまえており、ただ、"つくも"と言った。
スープは鶏と豚出しのオーソドックスな味。
これが実に滋味あふれる。
麺は平打ちの弱縮れ。
何が驚いたって、そのコシと茹で加減。
麺の出来も左右しているのだろうけど、
コキコキに近いぷりっぷり。
歯ごたえ、喉ごしともにほぼパーフェクト。
スープの旨味をほどよく絡ませて喉を滑らすと、至福である。
小振りながら味付けのいいチャーシューと、
たっぷりのメンマも、付加点が高い。
褒め過ぎ?いや、ぼく的には、
仮に、山形ラーメン四天王を"外四天王"とするなら、
旧市街地に限定する"内四天王"の一角であろうと思う。
かなり多めのコショウがデフォなので、
苦手な人は「抜きで」と注文するべし。
サイドメニューに冷ややっこ、
食後にコーヒーゼリーがサービスされた。
いつも、なのかは不明。
普段はこういったものにあまり手を付けないのだが、
甘味を抑えたコーヒーゼリーは、口に残るラーメンの後味と
ぶつかり合わず、これまたちょっと驚いた。
■門前つくも
山形県山形市宮町3-5-20
023-623-4357
11時〜18時(休:火)
中華そば:580円
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