ビフォーアフターアフター:ベランダ
■ビフォー:解体前の七日町の2Fベランダ
「ビフォーアフターアフター:茶の間」のエントリーで、「ベランダの障子戸はたいてい閉めらたままで」と書いたように、七日町の家は街に閉じた暮らしをしていた。新築した当時は(義父母とも若かった頃は)分からないが、少なくとも私が知っている限りでは、プランターを置いたり、冬は自然の冷蔵庫代わりに使ったりと、せいぜいその程度。
ビフォーの写真は解体するためにすでに多くの荷物を運び出した後で、そもそもは歩くスペースさえなかった。
解体前の大片づけでガランと開け放つと、東南から光が差し込み、その開放感と明るさに驚いた。
「まちかどまどり」で瀬野さんは、この閉じたベランダをウッドデッキとして(暮らしを)街に開いた。
■アフターアフター:引っ越し約1カ月後の暮らしぶり(素撮りなし)
暮らしと街を繋ぐために、ウッドデッキは室内の床と高さを合わせ、一続きとなった。その代償としてフェンスが腰までの高さしかなくなり、酔っていい気持ちでデッキに出たら、絶対落ちるよね(笑)…ということで、かさ上げ。
引っ越してからしばらくの間、写真に見えるすだれの目隠しはなかったのだが、四辻に面していることもあってあまりに見えすぎ。僕はそういうの平気だけど、通行人の方が迷惑するだろうと、急遽DIYしてみた。
下の写真は南側。東側からぐるりと回り込める。見てわかるように、軒が短い。だから、晴天の時は気持ちいいのだけれど、雨が降るとデッキはびしょ濡れ。特に洗濯物の干場に窮するため、奥には雨よけのテントタープを取り付けてある。
テントタープの施工は、株式会社浅倉工業さん。
http://www.e-asakura.com
これが実に快適。あまりに快適なのと雨の日も窓を開けておけるように、3階ベランダにも追加施工してもらった。カーテンレール式なので、台風などの強風時には畳んで置くこともできる優れもの。物干し場としての機能はもちろん、雨の日にタープの下で雨音を聞いていると、これがまた心が癒されるのだった。
(キャンプ行きたーい!)
設計監理:瀬野和広 + 設計アトリエ
設計共同:金内勝彦設計工房
施工:ますかわホーム(升川建設株式会社 ハウス事業部)
建築写真撮影:長岡信也(←施主 笑)
■ビフォーアフターアフター:茶の間
■ビフォーアフターアフター:階段
■ビフォーアフターアフター:階段2
■ビフォーアフターアフター:玄関